2017/03/15

愛に花開く21日間 day11 〜 呼吸と共にいる

花の写真

3月11日がやってきましたね。
祈りと感謝のこの日。
ラサタの愛をお届けします。


day11: 呼吸と共にいる


こんにちは、ラサタです。
こちらドイツでも寒さが緩み、大地からは待雪草やクロッカスなど
早春の花々が次々と咲き始めています。
生命のバイレブーションが至る所で感じられるこの頃ですね。

実は、私は2月22日からヴィパサナ瞑想に出かけ、
つい数日前に戻ってきたばかりです。
でも3月1日からは意識の中でずっとこの21日間のプログラムを
みなさんと共に続けていますよ。

私は、引き続きヴィパサナ瞑想と、帰ってきてからは
アルーンヨガを始めています。

2月21日、探究の道の尊敬する大先輩であり、
開花した最高のアーティストでありセラピストである、
30年来の愛する友人のMeeraが、突然肉体を離れました。

私はそのことを知らずに出かけ、
行きの電車の中で友人からその知らせを聞き、
Meeraを知る全ての人が大ショックであったように、
私もドカーンと全身を打たれたような大きな衝撃とともに
サイレンスの瞑想リトリートに入りました。

情報にアクセスすることも、誰かと思いを共有することもできないまま、
強烈にMeeraの愛と存在を感じながら、ただ私自身の呼吸へ、
自分自身の生命の内なる世界へと戻され続けていきました。

ヴィパサナとは仏陀の瞑想法であり、呼吸を見守り、
身体の振動や感覚、フィーリング、思考、起こっている体験を
あまねく感じ、ただ見守り続けていく瞑想です。

何も変えることなく、この瞬間の呼吸を許し、
起こることを見守ることは、私を今ここの肉体に戻し続けます。
そして不思議なことに、この瞬間の肉体と共にいればいるほど、
肉体から別の次元への扉が開いていくのです。
私たちの生命と意識の宇宙へと。

ただ呼吸と身体と一緒にいて見守るだけで、
過去も現在も未来も、この瞬間の意識の光に映し出されていきます。

今感じていた悲しみや痛み、過去の記憶に残っていた感情、
わけのわからない居心地の悪さやムード、
完結されていない思い、言いたくて言ってなかったこと、
未来への恐れや不安、期待や希望、考えたこともない思考、
忘れていた大切なことの数々、涙、溢れる愛と感謝。

気づいていたことも、全く気づいていなかったことも、
まぁ次から次へと、寄せては返す波の泡ぶくのように来ては去り、現れては消え。

どんな感情も思いも痛みや感覚も、変化し続けて何ひとつとして、
同じまま留まるものなどないのです。

瞬間瞬間にどんどん洗われて新しくなっていくようで、
終わるころには、身体も心も頭の中もなんと軽やかですっきり!

ヴィパサナ瞑想の浄化作用もさることながら、
私にとって何よりの宝ものは、
この瞬間に内側で起こっていることと一緒にいることのミラクルです。
意識して目覚めて感じて見守っていると、
何であれ必ず変化してエッセンスへと近づいていくのです。

起こる全てを包み込み、必要なことを全てやってくれている
この生命の奇跡、この見守る意識の大きな空間、
気づきさえすれば、そこにいつも満たされている愛、
身体に生きるということの広大さにつながること。

私がアルーンのタッチでしていきたいことは、ヴィパサナなんだと思うのです。
しかもそれをジューシィに生きる喜びに満ちて踊りながら。

トータルに生き、誰にも惜しみなく大きな愛を注いでくれた
Meeraに、今はただただ感謝です。 
そして死の後もなお、多くの人々の中に、至る所で、
ほとばしる生命にさらに輝いて生きているのを感じます。 
私達がそれぞれの生命をトータルに生きることに
強烈に向かわせてくれるかのように。

今日は、ほんのわずかの時間でいいので、
目を閉じて、呼吸を見守ってみてはどうでしょうか?
生命があなたを呼吸するにまかせて。
この瞬間を息づくあなたの生命と一緒にいてみてください。

3月11日、愛と平安の祈りといのちへの感謝とともに Love, ラサタ