2025/03/17

Day17:やわらかなまなざし~自分を脇によける---気づきの21日間


意識を向ける、気づきを向ける、見守る、
といったことをARUNでは大切にしていきます。

それは、
タッチを与えるひとも、
受け取るひとも。

タッチを与えるひとは、
友達のからだに触れながら、その場所に意識を向ける。

タッチを受け取るひとは、
そのタッチをきっかけに、自分のからだに起こることに意識を向ける。

そのときの内なる目の使い方には、
いろんな可能性があります。

ARUNや瞑想で意識を向けるというとき、
それは「集中」ではないのですね。

「集中」には、ひそやかに緊張がともないがち。そして、狭くなってしまったり、これを観る!というコントロールも混じるかも。
こうした質からは離れていきたいのです。

ふわっと、やさしく、まあるく、ひろく。。

それは体験の積み重ねだったり、繰り返しの練習だったりするわけですが、ARUNではいくつか簡単な工夫を示してくれていて、それはとても具体的で、面白いです。
紹介してみますね。

いろいろありますが、ひとつは、
「2つを同時に観る」というやり方。

いろんな「2つ」があります。

友達のハートに手を置いたとします。
そのとき、まず意識にのぼってくるのは、
触れている友だちの胸の様子、皮膚の感触、呼吸のうごき、あたたかさ、冷たさ、そうしたものかもしれませんね。

そこで、意識の向きを変えてみます。
友達のハートに「触れられている」と感じてみるのです。それは、実際、そうです。タッチというのは、触れることと、触れられることが同時に起こっています。
「触れられている」という向きで感じるとき、そこには驚きの世界がひろがります。そしてさらに、「触れている」感覚と、「触れられている」感覚を同時に観ていく、ということもしていきます。

あるいは、2箇所に置いた手、置かれた手を同時に感じてみる。ハートとお腹、手のひらと足の裏、、無限のバリエーションがあります。

そして、とてもパワフルなのがこれ!
この間、毎月やっているARUN練習会で試してみたら、皆感動していましたよ。
触れる人が、タッチしている手のひらの感覚からいったんすっかり意識を離し、自分自身にもどるのです。

その助けに、自分の足裏が床に接している感覚、自分の膝、ハートなど自分のからだや呼吸を感じることをしてみたりします。

自分自身にすっかりくつろいでから、そこから、友だちにタッチしている感覚を含んでいきます。

自分自身へのタッチと、友だちへのタッチの2つのなかにいる。

これらは、ある意味、自分を脇によけることかもしれません。私がやっている、というとこから離れ、注目は保ちながらスペースを提供する。そこに存在、愛は流れてゆき、ヒーリングが起こります。

一人でも実験できますよ。
ちょっと試してみませんか?
例えば、ひとつの手を、気になるところ、どこか触れたい場所にやさしく置き、まずはそこを感じます。どこでもいいですよ。ハート、胃のあたり、首、、。

こんどは、最初の手はそのままに、もうひとつの手をどこか違う場所に置きます。そちらを、感じます。

それから、最初に置いた手と、次においた手の両方、2つを感じてみます。

どんな感じですか?

ARUNのタッチをするひとは、さりげなくこんなことをしていたり、そのことに誘ったりしているんですね。そうした先にARUNマジックは広がっていきます♪

この春のリアルARUNでぜひ体験してくださいね。

愛を込めて
アディプリヤ