アルーンについて

アルーンコンシャスタッチは、1994年にアヌブッダとアナーシャ(インドの神秘家Oshoの二人の親密な弟子)によって始められました。それは、身体、人間のタッチ、生命エネルギーへの瞑想家のビジョンであり、現在も続いている人間の創造的なタッチの進化に捧げられています。私たちは「身体」と「意識」を生きる有機的統合体であると捉えるのです。アルーンでは、人体への深い畏敬の念に根ざし、人間のエネルギーフィールドが持つあらゆる自然な働きと相互作用への愛と気づきを育みます。

アナーシャとアヌブッダの写真

アルーンコンシャスタッチは今日の世界になくてはならないものです。なぜなら「愛」と「気づき」が消えつつあるからです。人生や文化の隅々にまで、緊張、恐怖、攻撃性、虚実、破壊的行為が蔓延し、すべての人に——私たちの子供たちにさえ——それらが感染しつつあるのを、私たちは目の当たりにしています。完全に新しい種類の教育とビジョンが、今日の世界では必要とされているのです。それは「本質的教育」、つまり人々がハートの静けさに再び出会えるようにする教育のことです。別の表現をするなら、瞑想、つまり「内側を見つめる」ことです。そこでは誰もが自分自身の身体に慈悲深く、気づきを持てるようトレーニングを受けます。というのも、内側深くから自分自身の身体に慈悲深く気づきを持てない限り、他の人々に愛情深く開いていくことはできないからです。

コンシャスタッチは単なるテクニックではありません。それは、タッチを判断することなく、分析することなく、比較することなく、「この瞬間」に直接的に感じることを学ぶものです。「タタータ」の精神、つまり「無条件に受け入れる」態度とともに触れること、身体の内にある自然ないのちと身体がくつろぎ、内なる気づきが広がれるように、安全で親密なあり方で自分のタッチを用いることを学びます。アルーンはまた「インタラクティブな瞑想」と呼ぶこともできます。アルーンは「三つのM」(Mathematics:数学、Music:音楽、Meditation:瞑想)というOshoのビジョン、そして「仏陀たちの心理学」に深く根ざしています。その秘められた可能性は計り知れません。

私たちは30年間にわたって洋の東西を問わず、数多くあるシンプルで直接的なタッチやヒーリング手法を学びながら、人間の身体、マインド、ハート、スピリットという神秘を探求し続けてきました。あなたがタッチや身体にどのような関心を持っているのであれ、アルーンの「内なるエネルギー的解剖学」や「創造的なタッチ」への理解と気づきがあれば、その関心は大きく広がることでしょう。(そして、あなた自身の愛さえも!)

アナーシャの手の写真
アナーシャの手

私たちの人体の内側では、クラニオセイクラルのリズム、呼吸、心臓の鼓動、「電磁フィールド」が、すべて「この瞬間」への入り口となっています。そしてそれら全てを瞑想、リラクゼーション、健康、そして内なる生命力のために意識的に活用できるのです。脳、脊髄、筋骨格システムのすべての関節との、健やかさを促してくれるようなコンタクトは難しいことではありません。気づきと繊細さのあるタッチがあれば、筋肉、臓器、そしてエネルギーセンターによる「シナジー(相乗効果)」は、誰にでも体験でき、その大切さが理解できます。私たちがシンプルでいて、深く見つめ、変幻自在ないのちのエネルギー(緊張や恐怖、痛みも含む)を恐れなければ、アルーンコンシャスタッチは、健康、愛、そして瞑想のエッセンスを分かち合う方法となるのです。

翻訳元:About ARUN by Anubuddha