こんにちは、ラサタです。皆さんに、アルーンコンシャスタッチについてもっと知って頂くために、
基本的な、シンプルだけれど大切な事柄をシーズでお伝えできたらと思っています。
第一回目は基本中の基本 〜意識的に立つこと〜
これはヨガでは「タダアサナ」と呼ばれますが、
大地に深く根付き、頭のてっぺんは天にそびえ立つ山の頂のごとく
悠然と存在して立つというものです。
意識的に立つことは、大地のエネルギーと天（宇宙）のエネルギーが、
私たちの身体を通して流れるのをゆるしていくことになります。
必要のないストレス、不安、不信、否定的感情は
足を通して地に返すことができるし、
また大地のエネルギーを受け取ることができます。
頭頂では天のエネルギーに開いて受け取る、
あるいは天へと拡大していくことができます。
その間で私たちはリラックスして
今ここに目覚めて存在することができます。
セッションでもそうですが、日常生活の中でも、
身体の中に今ここにいなければ、
本当の意味で与えることも受け取ることもできません。
グランディングすること、センタリングすることが
大事なのは誰もが知ることですが、そのためには、
実際に身体の中にいて、内側から感じる必要があります。
では、実際に立ってみましょう。
ちょっとした実験です。
両足を少し開いて、身体のバランスをとり
背筋をすっと楽にのばして立ちます。
足の裏は、ゆったりと大きく広がるようにします。
膝はピンと張らないで、
気持ち緩めると身体の重みが足へと降りてきます。
私ちは無意識のうちに身体のあちこちでホールドして、
何とか自分で支えなければと頑張っています。
足の指が丸まっていたり、
腰や背中をつっぱらせたり、
肩が上がっていたり、
手や腕に力が入っていたり、、。
身体の中を順繰りにスキャンしながら、
そういった場所に気づいたら自然な呼吸とともに
手放して身体の重みが足の裏から、
重力にまかせて大地に降りるのを感じましょう。
同時に頭のてっぺんは、天に向けて糸で
引っ張られるように上昇していくのを感じます。
それが首の後ろや背骨にも伝わって、
椎骨の一つ一つにスペースができていくように。
しばらく自然な息が出入りするのを観察しましょう。
呼吸に気づきを向けて、
息が入る時、内側の空間がひろがり
身体の壁が外側に押されてひろがり、
吐く時に元の位置にもどるのを見守ります。
意志の力で息を吸い込んだり、
吐きださないように。
一瞬一瞬ただ見守ることで、
通常のパターン化された呼吸からはずれ、
あなたの生きた呼吸が現れてきます。
では背骨の真ん中を通って、
足と頭の間を結ぶ中心線に
呼吸がタッチするのを感じます。
息を吸うたびに背骨の一つ一つが
上下両方向に伸びて広がり、
吐く息で、元の位置に戻るのが感じられますか？
呼吸とともにその動きが徐々に伸びて、
両足をとおして足の裏まで、
頭のてっぺんまで広がるのを許します。
そしてさらに地中、頭の上空まで広がっては、
身体の中心に戻るの感じます。
私たちのエレクトロ・マグネティック・フィールドは、
足が地面についているところで終わっているわけではなく、
少なくとも３メートルは地中に届いていて、それは知覚可能です。
頭上も同じです。
ないものをイメージするのではなく、
既に存在するものに、気づきを向けることで、
知覚は目覚め拡大していきます。
感じられる範囲で少しずつ感じてみてください。
天と地から、呼吸によってあなたの体が洗い流されるにまかせて、
あなたの身体が今ここにいて、意識的に立つことを楽しみます。
これは、地と天とつながる一体感の中でグランディングし、
センタリングすることができ、同時に軽やかなひろがり、
すっきりとエネルギーが中心を通るのを助けてくれます。
裸足で自然の大地に立つのがベストですが、
裸足で畳や床の上でもよいし、
日常生活のあらゆる場所で、靴を履いていても、
コンクリートの上でもほんの数分あればできます。
仕事中やセッション中に、座る姿勢でもできます。
その時は坐骨も私たちのもう一つの足に加わり、
坐骨に上半身の重みが降りていくように座ります。
１，２分チューニングするだけで、
リフレッシュしてリチャージすることができますよ。
こういったエクササイズはいろいろなバージョンがありますが、
呼吸と共に知覚することで、常に身体の中にしっかり留まることができます。
ナチュラルな呼吸への気づきは
常に今ここに私たちを連れ戻してくれますから。
ぜひ、お試しください。
今日はこの辺で。
読んでくれてありがとう。
それでは皆さん、よい一日を！！
Love, ラサタ