新しい1歩を踏み出した!
さあ、何が待っているんだろう?
とセビリアに帰り、その第一ステップは瞑想だった。
7月のアドバンスでは前回かいたとおり、静寂と愛をとしての痛みからの解放、が起こり、そのエネルギーの中にひたっているさなか、愛犬のドリーが死にそうになり、「コース中に死んでしまうのではないか」 と思いながら...8月のインテンシブコースに向かった。
毎日、ドリーのことで泣いて過ごしていたため、目も腫れ、感情の竜巻の中にいた。会場でアナーシャの顔を見たとたんに、思わず涙があふれて止まらなくなり、「ドリーはもう死にむかってるの。」と言った。
アナーシャは「心配しないで、みんなで出来るだけのことをして行こうね。」と2週間のインテンシブコースが始まった。
インテンシブコースは名前の通り超強烈で、毎日、色々な感情、投影、が渦巻くなか、ありとあらゆる話が持ち上がり、「みんなで、ものすごい勢いで成長している!」と感じ、丁度コースの中日にある、サイレンス瞑想キャンプは、「まるで太西洋の真ん中の小さな島にたどり着くことが出来た!」
「はー。」と、静寂、瞑想の平和な24時間あっという間に過ぎ去り、次の日から、まるで花が咲くように、隠されていた無意識が浮上して、
「あー!またやってるー。」「もう半分冗談としてみて行くしかないじゃん!」「気楽に自分の陰も愛そう!」と前向きに明るく、まるでお祭りのように自分の無意識を意識して御神輿を担ぐように遊んでいたという気がする。
正直言って、「陰を持つのが自分だけではなく、みんな同じように持ってるんだ。」といことを再認識でき、何かその無意識が可愛らしくなったら、いつの間にかそれを繰り返さなくなっていた。
そして、コース初参加のインド人のヒナと交換セッションをした時、強烈に受け取ったのは、トータルな意識的な愛に満ちたタッチ。センション後に彼女に
「あなたではなく、コンシャスネスが私をタッチしていた!すばらしいセッションだった。ありがとう。」とシェアをした。
「ヒナは幼い頃から和尚のそばで育った人だ。」とその後誰かから聞かされ、
「ハハハー。瞑想が生活そのものになっているのねー。」と頭を下げました。
「テクニックは全く関係なく、触れる人と、触れられる人の意識がそこにあればマジックが起こる。」と、アヌブッタは良く言います。
愛犬のドリーは、毎日沢山の人たちからタッチと、愛を受け取り、2週間後にはドリーがまた歩き、食べれるようになり、私は本当にうれしかった。アナーシャを頭に、ラリータのマネージャーのパロマ、ドイツ人の心理学者のヨーゴ、日本人のアルーンを本当に愛しているアティーシャ、この3人は特にドリーを毎日タッチして、心から見守ってくれているのが感じれ、この場を借りて感謝の言葉を贈りたい。
そして9月に入りスーパーアドバンスに着いたときは
「これぞアルーンコンシャスタッチ!やっとたどり着いたか!」という感じがした。
私たちのコントロール出来ない身体の内側に在る動きにフォーカスし、エネルギーで触れるという日々を過ごした。タッチをすることで、第3の目がだんだん開いて安定してくるのがわかり、セッションをしていながら瞑想をしているのを実体験。
このスーパーアドバンスコースでいつも感じることができるのは、大きな家族。「とても温かい何もがんばらなくていい。ただ在るがままの自分を受け入れてもらえる。」という「ホッ」とする感覚。
参加者は、もう何度もグループをシェアしている人から、人生の転換期に来ている人、自分の傷を癒しに来ている人と、様々だが、皆、それぞれのプロセスに深く落ちて行き、それぞれの感情を静かに、しっかりと真正面から見つめていた。
苦しくとも、暗くともまた新たなエネルギーの流れが来るのを信頼する。
アルーンとは、真っ暗な夜が開けかけた、新たな日が昇る前のラベンダーやコーラルやロイヤルブルーが入り交じる時(空間)。
闇を通り抜けた後の新たな光...
最後のシェアリングでアナーシャは、「私たちがいいワークをしたのもよく知っているし、皆が私やアヌブッタに感謝しているのも十分感じています。だから、今のあなた達がどうなのかをシェアしてね。話すことがなかったらそれはそれですばらしい。」と切り出したとき、皆、言葉にならなかった。オーガナイザーのコンシャは皆に感謝の言葉を贈り、私にバトンを渡した。
私の口から出た言葉は
「瞑想なしではこのアルーンコンシャスタッチは不可能で、私はもっと
瞑想を深めて行こうと感じる。明日から新たな第一歩を踏み出す。」
だった。
ハートがその言葉の響きで喜んでいた。
この春からアナーシャの指導の元に、ゆっくり食事をきれいなものに変えて行き、肝臓や腸のクレンジングをしたりして、身体がエネルギーにあふれているのがわかる。
あまりたくさんの時間を眠って過ごさなくても良くなってきているが、朝とても早く目が覚めるため、自分の孤独感と向き合っている時間がトレーニング後1週程続いた。
アルーンというお母さんの子宮の中から、ポイっと社会に出されて感じで、不安もあった。
独りでいること、一人でいること、ひとりでいること...
ひとでいること...人といること,人としてあること...
マインドが問いかけてくる疑問に、初めは混乱した自分がいたが、あえて人に話したりコンピューターを開けて他のものに逃避したりしな
かった。
昨日から交換セッションを始めた。新しいエネルギーが動き始めたのがわかった。
こうしてコンピューターを開けてアルーンコンシャスタッチについて書き始めたり、自分の中で新しい生命の誕生を受け入れている。お祝いしている今日の私が居る。
アルーンコンシャスタッチという瞑想と共に...。
2009年 秋 アンダルシア地方にて
with love Kamala