二週間にわたる
「From Breathing Body to Breathing Life(呼吸する身体から呼吸するいのちへ)」が、スペインはアセボの地で始まりました。
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森の中に佇むグループルーム。この施設を作ったフィリップさん(昨年亡くなった)は、ある夜見た夢に導かれてこの建物を立てました。床にはエニアグラムの図が描かれており、それに従って三方に出入り口が設けられています。普段、このエニアグラムの図は、スーフィーの人たちがワーリング瞑想しやすいように滑らかな板で覆われています。 |
・・・と書き始めたのは良いのです。その出だしは文字どおりトレーニングが始まった当日にラリータで書かれました。ところが・・・!
さすが、スペインの首都マドリードから車で四時間半の田舎、さらにその市道から車で15分、歩いて40分の山の中。インターネットは確かにあるのだけれど、回線はとっても低速。写真を一枚アップロードする前に時間切れ、ということが続きました。「せっかく日常から離れてトレーニングに参加しているのに、なんでインターネットであくせくしなければならないのか?!」と思い至り、今日の投稿となりました。
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これが参加者の人たちが宿泊する建物。建物の内側もとっても可愛らしく、数人の人が寝られる比較的大きな部屋から、カップルのための部屋、一人用の秘密の小部屋のような部屋というように、一つとして同じ部屋はありません。 |
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食堂&キッチン。みんなとおしゃべりしたり、お茶をしたり、もちろんご飯もここで食べます。アルーンのトレーニングでは、初対面でもすぐに打ち解けるので、すぐに笑顔がはじけ、おしゃべりにも花が咲きます。 |
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グループ開始前の日の出。上の写真で紹介したキッチンの裏に出るとこんな見晴らしが広がります。 |
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アヌブッダによる「内なる解剖学」の時間。アヌブッダは、人間の骨格がいかに不思議に満ちているか、それがいかに美しいかを本当に楽しそうに語ります。そして、聞いているわたし達にも、自分の体の内側でその部分がどうなっているのかを感覚とともにイメージしやすいように誘ってくれます。それが「『内なる』解剖学」です。 |
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呼吸のタッチを見せるアナーシャ。アナーシャのタッチは時に絹のように滑らかで軽やか(もちろん必要に応じて力強いタッチもすることも)。でも、どんなタッチでも「!」するような愛と気づきに満ちています。 |
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グループルームの内側。中央の絨毯で覆われているところは、火が燃やせるように囲炉裏になっています。写真はアナーシャが紹介するブレスエクササイズのために椅子に座っているところ。 |
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日々の食事はこんな感じ。盛り付けが毎回とっても美しい! そしてとっても美味しい! |
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トレーニング会場の敷地の真ん中を流れる小川。ここから少し下ったところには天然のプールがあります。昼休みになると(あるいは気が向いたら)裸でそのまま水に飛び込みます。 |
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七月の満月は「グルプルニマの満月」と呼ばれる、ちょっと特別な日です。この日、古今東西、そして未来のあらゆる光明を得た賢者たちが集まるのです。今年は7月20日でした。写真は、そのグルプルニマの満月とともに瞑想をした後にお月見をした時のもの。 |
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グループをともにリードしたアナーシャ(左)とアヌブッダ。二人は一緒に過ごすようになって30年以上。その間、二人で一緒にいなかったのは100日にも満たないそう! |
いかがでしたか?
写真では紹介できませんでしたが、新月に近い日の夜には天の川がはっきりと見えます。もちろん、たくさんの他の星も。そんな夜空を見上げていると、自分が、自分の眼という小窓から宇宙を覗いる気持ちになります(実際にそうなんですけどね)。それと共に、自分が地球という乗り物にのって宇宙を漂っているのだ、というとても強い感覚がやってきます。そこには自分だけでなく、グループに参加しているみんなも、そしてこの投稿を読んでいるあなたも、読んでいないみんなも含まれます。
この場所はそんなことが体験できるスペースで、その中で愛と気づきを育むグループが行われたのでした。