昨秋の妙高高原リトリートでのこと。
アヌブッダ&アナーシャとスカイプを繋いで、彼らがみんなの質問にライブで答えてくれる、というナイトセッションがハプンしました!
「アルーンコンシャスタッチって何??」を改めて噛みしめることのできる話を聞くことができました。
ご参加くださった方々にはすでに動画をお送りしていますが、通訳してくれたラサタが改めて訳してくれましたので、みなさんにもお届けしますね。
一つ目の質問:
アルーンコンシャスタッチでいう「コンシャスネス・意識」とは何ですか?
- アヌブッダ
- それは、今ここにいるということ。ハートのフィーリングと共に、内なる全て感覚とともにいること。過去や未来にいるのではなく。
- アナーシャ
- 意識は、いつでもそこにあるのよ。私たちは意識で満たされている、宇宙は意識で満ちているの。だから、内側とつながり意識とコネクトして、それを生き生きとさせていくのは、本当に私たち次第なの。
私たちの身体の中には何十兆もの細胞があるでしょ、あなたの身体の中にある一つ一つの細胞がコンシャスネスなのよ。 - アヌブッダ
- でも、通常私たちは、色々な問題や過去や未来、欲望のことばかり考えているのであまり意識とつながっていないのです
- アナーシャ
- 意識はそこにあるのよ。私たちみんなに手に入るものなの。
- アヌブッダ
- それは、私たちの本質です。だから、タッチする時、私たちは、とても簡単に今この現在の瞬間に戻ってくることができる。
意識が広がっていくと私たちの気づきと愛も大きくなり、それはどんどん育っていくのです。
2つ目の質問:
アルーンコンシャスタッチのエッセンスはシンプルにタッチともに、今ここにいるということですが、そこには、たくさんのテクニックやシステムが背景にあると思うのです。
例えば、クラニオセィクラル、ディープティシューワーク、ジョイントリリースなど、異なる様々なタッチのアプローチを使います。
それらはどのように、瞑想として一つに組み合わされていくのでしょうか。
- アヌブッダ
- それはとてもシンプルなことです。というのも、タッチはテクニックだと思っていないので。
クラニオセィクラルと呼ばれるものは、私たちにとっては、ただとてもソフトにこの瞬間にいて、身体の中の筋膜や頭の中の脳脊髄液との精妙なつながりにチューニングを合わせて触れることなのです。
私たちは、ジョイントリリースという言葉を使いません。
そう呼ぶ必要すらないのです。ただ私は骨格を感じて骨を動かして、骨と骨の間に気づきと自由なスペースを作っていく。それはまた別の異なるタッチの使い方です。
そしてディープティシューワークと呼ばれるものは、身体により深い圧を加えていくこと。
どのように身体がよりオープンになっていけるかを感じ取って触れていくことです。
でも、それはテクニックではないのです。 - アナーシャ
- 身体の中には、異なるリズムがあるでしょ。血液、呼吸、クラニオセィクラルなど。
だから、それらのリズムをとらえるために、タッチを使ってチューンインすることを学んでいけばよいのです。
それはテクニックではないわ、チューニングインすること。
身体の中にある様々なリズムにいかに受容的になっていくかを学ぶことなのよ。
たとえば、そばを作るとしましょう。そば粉と水をこねていって、初めはたくさんの動きが必要でも、こねていくうちに動きが少なくなっていく。
クリーニングするときも、ある時はゴシゴシ磨かなくてはならなかったり、ある時はとてもソフトに拭いたり。身体も同じことなのよ。
人はこれはディープティシュワークとか、それはジョイントリリース、これは筋膜ワークと呼んだりするけど、アルーンでは何でもかまわないの。それは重要でないわ。
アルーンはシステムに閉じ込めらるものでないから。
それは、流れなの。あなたの手の下で感じるもの、知覚するものの流れ。
あなたの感覚に応じてタッチしていけばいいのよ。 - アヌブッダ
- それは、エネルギーなんだよ。
そこにあるエネルギーとつながっていくために、ソフトでいることが必要だったり、時には動きを使ったり、あるときは深い圧やストレッチをしたりする。
だから、みんなは、色々な波動の異なる様々なタッチの仕方を練習していく必要があります。
それは、決してテクニックにはなり得ません。それは応答です。
直観的にその瞬間に応答していくこと、身体に耳を傾けることなのです。
3つ目の質問:
アルーンが始まった時のお話をもっと聞きたいです。
アヌブッダはOshoリバランシングを教えていて、Oshoがボディを離れたあとに、アルーンが生まれたと聞きましたが。
- アヌブッダ
- それは、自然にOshoのコミューンの中で、Oshoのビジョンから生まれてきたものです。
私とアナーシャはどのシステムもそれだけではどうしても制限されるのを見てきました。
同じように、Oshoもひとつの宗教だけでなく、どの宗教についてもとてもビューティフルに話しています。
どの宗教もそれ自体の美しさをもっていますが、それだけでは制限があります。
様々なタッチの手法も同じことが言えます。
私たちは、タッチが瞑想のように、愛のように、限りなく大きく広大なものであってほしいのです。
全くの自由の中で。
アルーンコンシャスタッチの2つの柱、2つの土台、それは愛と気づきです。
どんな種類のタッチも、誰かと話すことや誰かを見ることでさえ、そこに愛と瞑想があるなら癒しになります。どのタッチもヒーリングになり得るのです。
ですから、私たちは、Oshoの開かれた大空のようなビジョンを映し出していきたいのです。
そしてアルーンコンシャスタッチは、開かれた大空であると感じています。
その中にはヨガがあり、そこにはスーフィーのハートのエネルギーもあり、禅もあり、とても完結した人間のエネルギーフィールドを観ていくための道なのです。
けれども、もし私たちがリバランシングだけにとどまっていたり、クラニオについてだけ、あるいは、ブレスのことだけ話すとなると、アルーンが持つことができる、大きく広大に開かれた空にはならないでしょう。
そして同時に、私たちは、例えばマッサージやリバランシング、タントラ、あるいはタイマッサージなどの一つ一つの中にある美しさを本当に教えています。
身体がよりオープンになるのを助けるための素晴らしい方法を教えているのです。
アルーンをする人は、一つの方法だけでなく、タッチの手法のあらゆる可能性を身につけることができます。 - アナーシャ
- あなた独自のレシピをクリエイトしていっていったらいいのよ。
どの人も全くユニークだから、あなたはその人にチューニングをして。
ちょっとクミンを入れ、ちょっとガーリックを入れたり、とてもシンプルよ。
そして決して同じにはならないの。
いつも違ったものになっていくわ。
4つ目の質問:
アナーシャはマッサージやボディーワークのトレーニングを受けたことがないと聞きましたが?
- アナーシャ
- 一度もないわ。ブレスとムーブメントアウェアネスだけは習ったけれど。
私は、ただタッチをし始めたの、タッチすることから、身体について学んでいったわ。
ボディアウェアネスのコースは受けていたから。身体に気づいて感じることができれば、タッチするのはとても簡単よ。私は他の人からでなくそれを自分の内側で感じていったわ。
私は感じることを通して学んでいくの。
言語でも、感じることで学んできたのよ。
(アナーシャはフランス語、英語、ドイツ語、スペイン語を流暢に話します。)
それでは、他に質問がなければ、これで終わりにします。
みなさん、ダイジョウブ?
良い晩を過ごしてください。
マタネー!!
(アヌブッダ&アナーシャ)
アヌブッダ、アナーシャ、どうもありがとう! (終わり)
日本では、ラサタとカマラが、この広大なアルーンの世界を紹介してくれますよ。
2018年春のテーマは「ラフター オブ ザ・ブッダ」。