2016/03/27

Day 8:生活のすべてはタッチ

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アルーンコンシャスタッチ 〜リバース〜 
「21日間の再誕生への招待」
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こんにちは。アディプリヤです。

アルーンをはじめて2年半…。
この21daysの原稿を整える仕事をしながら、
アルーンをますます好きになっていくのを感じます。
何にそんなに惹かれるのか…私なりに書いてみました。


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Day8: 生活のすべてはタッチ


「生活のすべてはタッチ」
アルーンのトレーニングでよく耳にする言葉です。
大好きな言葉。それって、どういうことでしょう。

アルーンでは、
「自分自身の中心にとどまって、そこからタッチしていく」
ということを繰り返し学びます。恐れなく、期待なく、ジャッジなく…。

ボディワークの世界ではよく聞くことで、大切そうだけれど、
実はわたしにとっては長らく、
できてるんだか、できてないんだか、どうしたらいいんだか、
捉えどころのない、ものでした。
それが、
アルーンのトレーニングを繰り返し、
アルーンのセッションを続け、
そしてアルーンの仲間達と過ごすなかで、
少しずつその世界が見え始めているように感じるのです。

トレーニングの中では、タッチの講習や交換はもちろんですが、
瞑想やエクササイズを沢山やります。
それが全て、
「自分自身の内側、中心にとどまりながら、同時に外側に関わっていく」
ということに向かっているのですよね。
アヌブッダやアナーシャ、ラサタやカマラの声かけにも、
それが一貫している。それはみごとです。

そんな空気の中でタッチをしていると、
タッチを受けていると、いろんなことが起こってきます。
長く苦しんでいた人が、
「人間に生まれてよかった」と新たな生を送りはじめたりする。
人は、
こんな風に関わりあって、
慈しみあって暮らせるんだなと思えるのです。

そして、人生、生活はタッチの連続です。
からだを持つわたしたちは周りと関わって生きています。

ひとり過ごすときでも、何かを見る、聴く、触れる…
今も私はキーボードにタッチし、画面を見ています。
触れている感覚に意識を向けてみる。
そして触れると同時に、私はキーに触れられている。
そう気付くと、一つひとつのキーすら、
やわらかく、リズミカルに私の指に応えてくれているのが感じられます。
そんな風にタイピングするのは楽しい。
共同作業をしているかのようです。
不思議と自分の内側にも意識が向いてくる。

誰かといる時はなおさらです。
パートナーとか、家族とか、関係が近ければいっそう。
ときに、注意はぐーっと相手に引きつけられ、
感情や考えがたくさん浮かんできます。

そんな時も、
自分のからだに戻り、呼吸に気づき、足裏を感じ、
そうして自分に寛いでから、再び関わってみると、不思議なことに
するん、とうまくいったりします。
そして、ともにいる喜びにつながることができます。

アルーンコンシャスタッチはタッチを使った瞑想です。
そのように友達に触れる、という体験は、
瞑想にとどまりながら何かをする、誰かに関わるということ。
そのようになされるボディワークは素晴らしいものだし、
同時にそれは、タッチをする側、される側の双方にとって、
「自分にとどまりながら、関わる」ことの
レッスンになるように思います。

少なくともわたしにとって、アルーンをすることは、
瞑想を生活に拡げる助けになっている、そんな気がしています。
そしてそれはとても面白いのです。

アルーンは、ボディワーカーだけのものではありません。
それはもったいない(笑)。
実際、プロのボディワーカーや医師など専門家も
たくさん参加されますが、
ふだんボディワークとは縁のない人も、
アルーンに魅せられて繰り返しいらっしゃるのです。

自分自身の滋養のため、
豊かな人生のため、
純粋に深〜い楽しみのため。

ではみなさん、今日も一日、世界とのタッチを楽しみましょう〜。