2019/01/29

2018年秋妙高高原リトリートレポート3:アナーシャとのスカイプセッション

アナーシャの写真

秋の妙高高原リトリートでは、コース4日目の朝にアナーシャとのスカイプセッションがサプライズでありました。一人一人との挨拶から始まり、古くからの友人達も、新しい友人達にとっても、ユーモアと笑いと気づきに溢れる心に残るひと時でした。

スペインのラリータでのコースに参加したことのある友人からは「ラリータでの日々が、今も日常生活を充実させて花開いています。アナーシャをハートの中に感じています。」というしみじみとしたシェアに、「呼吸はいつでも、今ここにあなたを連れ戻してくれますからね、」とうなずくアナーシャ。


スカイプセッションの写真

また他の友人からは「ラリータで呼吸のワークをたくさんして、美しい体験が数多くあったのですが、日本に帰って忘れてしまって、どうしたらいいのでしょうか。」という問いには「大事なのは、トレーニングで学んだことを家に帰ったら練習することです。練習しなければ、誰だって忘れてしまいますからね。そして同時に、何であれ、あなたに必要なことは習得していることを信頼してください。」

また「私もラリータに行きます!」と宣言する新しい友人には、ゴールを設定したら、マインドとハートとエネルギーをそこにそそげば、ミラクルは起こるわよ、とチャーミングに勇気づけるアナーシャ。

「Yes, Yes, Yes! 呼吸が動いてます!」と身体全身でいのちの躍動を表現する友人、ただただ溢れ出る涙とともにサイレンスで微笑む友人。

そんな愛に溢れる時間の中、今回アナーシャに初めてあった二人からの質問とアナーシャの応答を訳しました。

スカイプセッションの写真

質問1:
今までマッサージに関わってきて、アルーンに出会いましたが、まだ迷いがあります。クライアントやコースのパートナーにアルーンの施術をするとき、自分の圧がちゃんと正しく届いているのか、不安がすごくあり、きちんとできてないと感じて情けないです。どう対処していけばよいのでしょうか。

アナーシャ:

「アルーンは、正しいか、間違っているか、ではありません。大切なのは、あなたが、まずあなた自身と繋がっていることです。もし、自分が正しいのか間違っているのかを心配しているのであれば、あなたはあなた自身と共にいません。あなたの内側にいないのです。あなたがタッチするとき、あなた自身の身体と繋がってください。もし誰かの足に触れるなら、同時に自分の足を感じてください、自分の呼吸を思い起こしてください。

難しいのはわかります。初めのうちは、自分のやっていることをその人が気に入ってくれるか、自分のしていることが正しいのかを恐れるのは誰にでもあることです。でも思い出してください。それは、あなたの本質ではないのです。それは私たちの教育システムで学んだことにすぎません、アルーンはマッサージではありません。アルーンは瞑想なのです。あなたが不安に感じるなら、その人がその瞬間にどう感じでいるのか聞いてみたらよいです。それであなたの不安のエネルギーは解消されます。そうすれば、どちらにしろ、あなたのやっていることをその人が気に入っているのがわかるでしょう。 

あなたには、今ここにとても良い先生がいます。 ラサタとカマラ、それにサハジョもいます。あなたが今いるこの場所は、不安から自由になるためのまさに最適な場所なのですよ。シェアしてくれてありがとう。あなたとは初めて会いましたね。知り合えて嬉しいです。」

スカイプセッションの写真

質問2:
私は、自分のタッチや自分のことが許せなくて好きでありませんが、タッチすることは楽しいし好きです。 自分が満たされていないけれど、それでもタッチして良いのですか? 

アナーシャ:

「イエス! そうです。他の人達にタッチして全くオッケーです。たとえ自分に満足を感じていなくても。あなたにとって、タッチすることが自分自身を愛するための道のりですから。
そして思い出してください。私たちは、タッチングする存在であることを。

あなたは手だけでタッチするのでなく、声でも目でもタッチします。あなたは人間、木、花にもタッチします。そうしてゆっくりゆっくり愛は育っていきます。育たないはずはありません。
頑固にならないでくださいね。おそらく、自分で思っているよりもあなたは自分自身のことを愛していると思いますよ。頭で頑固に自分を好きでないと思っているだけで。
あなたにとても良いのは、遊び心に満ちていることです。もう一度子供になること!

そしたら、愛はそこにあるでしょう。ちょっとシリアスなのはよくありません。オッケー?」 

 「ありがとう。」 

一通りの質問が終わり、秋の妙高の紅葉の景色をパソコンの画面ごしに見て大喜びのアナーシャ。

スカイプセッションの写真

最後には、ロッヂ関根のお母さんも登場! 80歳でロッジを切り盛りするお母さんの若さと健康にアナーシャも感動してました。

100歳まで働かなきゃならないから、というお母さんに、「それは素晴らしいわね。私も最後の瞬間まで働くわ、そして倒れておしまいよ」と意気投合するアナーシャ。「でも私が日本に来るまで元気でいてくださいね。働いている限り健康でいられますから。」

そしてみんなに向かって「いつか、みんな死んでしまうのですから、何も恐れるものはないのよ。」と。

アナーシャとの時間は、深刻さがなく、さりげない会話の中に、愛と洞察が輝いています。

「コキュウシテ、イマココニ」 の日本語の言葉でみんなで深呼吸して、アナーシャとのスカイプセッションは終了しました。

そう、そう。アナーシャから、カマラと私に、日本のコースの中でもブレスのワークをもっとシェアするように言われました。春の妙高では、「生を呼吸し、愛を分かち合う」というタイトルで、呼吸とタッチを通して自分自身の生と繋がること、内なるエッセンスから愛を分かち合うことを体験していきますよ。どうぞお楽しみに~!!

Love, ラサタ

ラサタとカマラの写真