2017/09/04

プラナーダが語る「アルーンとは」


今年2017年7月のラリータでのトレーニング中、長年のアルーンラヴァーであるプラナーダにインタビューをした様子です。インタビュアーはシャンティマキ。彼もまた20年以上アルーンに関わってきた仲間です。

シャンティマキ
まず、自己紹介をしてくれませんか。お仕事とか。
プラナーダ
OK。私の名前はプレム・プラナーダです。シャンティマキが「ドクター」と言っていたように、私は医師です。南スペイン、アンダルシアの出身です。
シャンティマキ
なぜアルーンコンシャスタッチを始めたの?
プラナーダ
なぜかは分からないだけれど、偶然というか。でも、人生において「偶然」なんて信じていないんだ。自分のどこかが渇望するものへとジャンプできるような何かを求めていたんだと思う。何て言うのかな、自分自身の内側へと・・・  そう、なぜか分かったよ。プーナにいた頃、初めての時だったか二回目の時だったか、ある種の問いを内側に持っていたんだ。「他の人を助けようとしている自分とは誰なんだろう?」って。 医師というのは、ある種パワフルでヒーリングというか、人を助けるために何かができるようなオーラを持っていると思うんだ。でも、自分は「人を助けるなんて、自分は誰なんだろう? 自分は誰も助けられないのに。皆が他の人をどう助けたら良いのか知っているように見える。」こんな問いが、強烈なプーナ滞在中にやって来たんだ。それが本当に僕の琴線に触れたんだ。この問いに直面して、今やプロの医師なのにその感覚がない、と。その問いともにプーナを離れてスペインに帰って来たんだ。 その夏、誰かが突然アルーンのことを話し出したんだ。それを聞いて、これがもしかしたら自分が求めているものかもしれない、と感じたんだ。アルーンに行ってみると、95年のことだけれど、その時の体験にほんとうにタッチされたんだ。自分を癒していく感覚がまったく違っていたんだ。
シャンティマキ
そうだったんだ。
プラナーダ
そしてそれが一年前に持っていた問いの答えだと気づいたんだ。それはとても興味深いことだったね。
シャンティマキ
では、ドクター・プラナーダ、あなたにとってアルーンコンシャスタッチとは何なのでしょう?
プラナーダ
ハァ・・・
シャンティマキ
大きな問いだよね。
プラナーダ
そうだね。アルーンコンシャスタッチは、僕にとっては瞑想のひとつなんだ。どんなものでも瞑想になり得るんだけど、アルーンコンシャスタッチは自分をとっても簡単に「自分はここにいる」という状態・スペースに連れていってくれるんだ。 瞑想とは何かという気づき、そのポイントからは、あらゆることが起こり得るからね。自分の人生もそこから起こる。というのも、それをしているのは自分ではなく、ある種のレットゴーだからね。 そして自分をそのスペースに持っていくことで、自分が他の人を助けることができるようになるんだ。そのスペースのテーストを味わってもらってね。そしてそれは常に起こる。いつもなんだ。起こるときもあるというのではなく、いつもなんだ。それが自分に自信をもたらして、そのスペースのなかで成長していくことができるんだ。
シャンティマキ
タッチや目標について、あなたのビジョンは?
プラナーダ
実は僕は子供の頃から医者になりたかったんだ。四歳くらいだったかな、人に「大きくなったら何になりたい?」って聞かれると、僕の答えはお医者さんだった。なんでそう答えたのかは分からない。でも、とにかくそう答えてた。 やがて自分の今生では他の人を助ける質があること、それが自分の前にあることに気づいたんだ。どんな職業でも良いんだけど、例えば、自分にとっては医者であることが、意識という次元を含めて、子供の頃から持っていたこの使命に意義をもたらしてくれたんだ。他の人を助けるということは良いことだと。肉体的にだけじゃなくね。そしてアルーンコンシャスタッチでは、ジャンプできるようにしてくれて、人がより満足できて健康で居られるようにしてくれる。それは、僕が感じる健康を可能にしてくれる。肉体の健康だけじゃなく内側も健康でなければならないよね。 なので自分のミッションについて言うと、自分が死ぬまでこれを続けていくと言うことなんだと思う。というのも、自分は引退したいとは思ってないからね。たぶん自分はそうやって死んでいくんだと思う。
シャンティマキ
良いね、良いね。 僕たちのことを話すと、僕たちは数日前に交換セッションをしたよね。そこで僕のタッチについて何かコメントはないかな?
プラナーダ
僕たちはタイマッサージの特別な質を感じていたよね。僕はそういうタッチがとっても好きなんだ。君といると、女性的でとてもソフトなエネルギーが自分に向かってくる感じがするんだ。君がそこにいると分かってなければ男性とも女性とも言えないような、とてもソフトな感じがするんだ。それはとってもビューティフルだよ。
シャンティマキ
本当に? どうもありがとう。それを聞いてとっても嬉しいよ。 最後に、日本の皆んなに何かメッセージはある?
プラナーダ
日本を多少は知ってるよ。というのも今まで7〜8年くらい日本を訪れているからね。だんだんと日本の人たちが自分のファミリーのようになってきてる。文化は自分のいる文化とはまったく違うし、時には混乱することもあるけれど、それでも日本という国が大好きだよ。風景とかね。そして日本は内側のスピリットの成長をし続けていると感じるんだ。お寺の静けさとか、平和な雰囲気とか。それが日本のルーツだということを忘れて欲しくないなって思うんだ。そして日本がどんどんと成長を続けているのを体験できることにとても感謝しているんだ。それによって、さらに多くの人がその恩恵を受けられる。この時代、日本にいる沢山の人がストレスを感じて、沢山働いて生き残っていかなければならないと感じてる。これはある種もう一つの極だけど、日本のエッセンスを忘れないでいてほしいと思うんだ。
シャンティマキ
どうもありがとうございました。
プラナーダ
どうもありがとう。