2012/05/27

ARUN 21 Days: Day 10 Pt. 2「脳脊髄液」

Hello Friend,

今日は「脳脊髄液」とミステリアスな「松果体」についてちょっとした詩をうたい、私たちがこの「21 Day A/O Yoga Immersion」にしている「仏陀骨のストレッチ」がどのように私たち皆の内側の「内なる大海」にタッチしているのか、そしてなぜこれが私たちのエネルギーフィールド全体にとってマジックのような可能性を秘めているのかについていきます。

皆さんはこれまで自分の頭の内側をすみずみまで感じてみたことがありますか? 自分の「脳」のことについて考えたことがありますか? 考えるというのは「理論的なマインド」でのことだけではありません。自分の「無知」のマインド、自分の直感、自分の瞑想的な眼とともにその内側にいるということを言いたいのです。ヨガでは脳のエネルギーを感じとる機会だけでなく、親密な時間をくれ、その機能や能力を「アップグレード」する方法も手にできます。

私が自分の頭の内側を「驚きとともにみる」時、私は何を目にし何を感じているのでしょう? 自分の脳について、私はなにをマジカルで神秘的だと感じるのでしょうか? 自分の脳、脊髄、そしてそれらを取り巻く環境のなかでもっとも印象的なのは何でしょう? ARUN/OSHO Yogaは、私が自分の脳を見、知るうえでどのような助けになるのでしょう? 

まず私は「水」または「湖」あるいは「泉」を目にします。それらは「脳室」と呼ばれ、私たちの頭の中に四つあります。それらは「脳脊髄液」の貯水池であり源泉です。脳室は「ウォーターベッド」のようなもので、私たちの脳はそのうえに安置され「とっても特別な水」によって包まれています。私たちの内側には「脳脊髄液」ほど特別な物質はありません…… それは蒸留された宇宙エネルギーなのですから! 皆さんは脳の電気的活動を測るためのEEG、私たちの内側の状態をたえず反映している「脳波」(ベータ、アルファ、シータ、デルタ、など)を見たことがあるはずです。私たちがもっとも深いリラクゼーションにあるときでさえ、驚くほどの生命エネルギーが活動しています。ですから、この「電気的なダイナモ」には絶縁体、冷却、栄養とエネルギーが必要になります。

四つの脳室内の脳脊髄液は驚くほどよくできた水路につながっています。そして左右の「脳半球」がそれぞれ左右の脳室のうえに鎮座しています。これら側脳室が脳脊髄液のおもな生産所となっており、脳脊髄液は水路をとおって「中線」上にある第三脳室へと流れ、それから第四脳室へと抜けていきます。脳脊髄液はその脳室から脊髄の中心管へと波のように進み(想像してみてください!)、そして脳の壁にあいたドアをとおっていきます。脳は骨のような組織(あなたの後頭骨、蝶形骨、頭頂骨、側頭骨、前頭骨からなる「内側の壁」を想像して感じてみましょう。それらはエレガントな生きた格納庫を形づくっています)によって囲まれています。脳はこの自然なくぼみ、あるいは洞穴のなかにあり、私たちは脳のさまざまな脳室の内側や周辺で脳脊髄液が動いています。

脊髄をとおってはしる糸がどのように下垂体や松果体につながっているのか見てみましょう。

エネルギーフィールドにある脳脊髄液の波動または「原初呼吸のメカニズム(Primary Respiratory Mechanism)」をはじめて発見したウィリアム・サザーランドは、100年前にこうシェアしています:「脳脊髄液は、脳室の外側でも内側でもおなじ恒常性をたもっている。脳の周辺も、脳の脳室の内側と同じように、まったく同じ液体がとり囲んでいる。脳脊髄液は神経管(これは私たちの脊髄の完全な中線です – アヌブッダ)、脳、脊髄を内側からも外側からもをつつみ込んでいる。」サザーランド博士(人間のタッチの意識的な進化において私がもっとも愛するインスピレーションの源です。素晴らしくスピリチュアルな人物です!)は続けます:「脳脊髄液にはなにか目に見えないものが存在する…… 私たちは皆さんに『生命の呼吸』…… インテリジェンスへと注意を向けてもらいたい。 権威は脳脊髄液がどのように生まれるのかについてさまざまなアイデアを持っている。彼らの知識は私のものと変わらないが、それはゼロに近いものでしかない。私はそれが生み出されるということ、そしてそれが時に補充されるということを知っているだけで満足だ。それはそうでなければならない。ちょうど車のバッテリーの水のように。」

スティル博士(アンドリュー・スティル、オステオパシーの創始者でサザーランドの主要な教師。スティル博士は自然な肉体の理解という歴史のなかのもう一つの頂で、人間のエネルギーフィールドの内的な理解のしかたにはどこか古代インドの賢者につうじるものがあります – アヌブッダ)が書いたものの行間を読むと、彼が次のように言うとき、どういうことを言っているのだろうと思うはずです:「脳は神の薬局で、神の智慧が人間の健康と幸せに必要だと考えたあらゆる薬、潤滑油、鎮静剤、酸、さらにはあらゆる品質の薬がそなわっている。」彼はつづけてその「作り手」について言及しています。彼は脳の水(知られているなかでも最高の成分)についても触れており、またリンパ系はすべての内臓器官をあわせたよりも多くの脳の水を必要とするとも語っています。

頭がぶっ飛びそうですね! しかしまだ続きます…… 

「ポラリティー・セラピー」の発見者であるランドルフ・ストーン博士は当時、時代をはるかに先駆けた天才でした。彼もコンシャス・タッチの歴史と人間のエネルギー・フィールドの探究における私にとっての「聖人」のひとりです。私は1970年代当時から彼と彼のビジョンに惚れ込んできました。私にとってランドルフ・ストーンはヨガと内なる解剖学にとってもっとも重要なインスピレーションの源です。そして実は、彼はまた「肝臓クレンジング」を広める助けとなった人でもあります。このほんものの神秘家に私たちのビジョンも広げてもらうことにしましょう…… 

「生命の呼吸またはプラーナの流れは、脳脊髄液のなかを移動してあらゆる組織細胞へとゆきわたり、他の内分泌系や体液とやりとりをする。ちょうど活きた宇宙の呼吸のように。」彼が言うには、呼吸のなかのプラーナは脳脊髄液を利用して他のすべての細胞に触れ、ホルモンやニューロペプチドの循環に欠かせないリンクとなっているのです。ストーンは続けます。「脳脊髄液は貯蔵広場として、また超音波エネルギーと光エネルギーのための伝達者として機能しているようだ。それは脊髄を浸し、こうしたより洗練されたエネルギーのための貯蔵庫であり、人間の肉体における最初の空気のようなマインドと生命の源として、この液状の媒体によってすべての精巧な神経線維をとおして運ばれる。この中性なエッセンスをとおして、マインドは知性の光として物質内部そして物質をとおして機能する。」

近代の研究は、脳脊髄液は脊髄の神経根をとおして肉体にくまなく送り込まれるというストーン博士の説と一致しています。

ですからこれによって、なぜ古代の賢者たちが私たちの脊椎とその神経はふだんから触れられ人生においてつねに柔軟性をたもっていなければならないと感じていたのかより深く理解できるはずです。そのようなケアがされていなければ、数多くの健康不振や病気がおこります。肉体の健康や意識の広がりはエネルギーに満ちた脊髄とひじょうに密接につながっているのです。この「ARUN/ OSHO Yoga」の「コア・シークエンス」では、私たちの脳脊髄の脳と水が最適なコンディションを保てるよう可能なすべてのことをしています。

ところでこうした脳の水のなかには、ほとんど奇跡的ともいえるような三つのデリケートな宝物があります。その宝物とは視床下部、松果体、下垂体です。この三つは私たちの健康とより高い意識にとってなくてはならないものです…… 残念なことに、ほとんどすべての人々はこれら三つの宝物とまったく直接的な関係やラポールをもっていません。

ARUNで私たちは、こうした強い力をもつ内側の宇宙とのつながりにアクセスし活用することを学んでいます。皆さんが視床下部や松果体をただしく理解できるよう、私はここに、私が深く敬愛するもうひとりの人物を紹介しようとおもいます。私が初めてノーマン・ウォーカー博士の名前を聞いたのは和尚からでした。彼はある夜のダルシャンで、医者が同時に神秘家で真の意味においてスピリチュアルな健康に関心をもっていることがどれほど稀なことかを話していました。ウォーカー博士はこうした稀な医師でした。和尚はライブラリーにノーマン・ウォーカーの本をいくつか揃えていました。

アナーシャと私はこれまでARUNコンシャス・タッチのなかで和尚の洞察を数多くわかちってきました。和尚は素晴らしいインスピレーションです。皆さんがこれらの言葉を内側にとりこみ、「自分の視床下部や松果体に話しかける」ことができるようになってくれるといいなと思います。それらの器官があなたによりよく尽くしてくれるようになるために。それであなたの人生が変わるかもしれませんよ! 

ウォーカー博士は言います:

「あなたの視床下部は正確には分泌腺ではない。が、それは間違いなくひじょうに幅広い機能や活動にかかわっており、あなたの肉体のすべての分泌腺が直接的・間接的にそれからの影響をうけている。それは人間のシステムのもっとも生命にかかわる重要なセンターのひとつである。

視床下部のはたらきがどのように枝分かれしているのかを理解することで、数多くの恐怖や焦りからマインドを開放できるかもしれない。肉体からの数多くの要求に適切に対応し、マインドや感情をコントロールすることでマインドのバランスが保たれる。

実際、視床下部は頭蓋と中脳の真ん真ん中にある繊維と細胞の束だ。内分泌腺のはたらきのほぼすべての現象に視床下部がかかわっている。眼、聴覚システム、代謝、血圧(上昇・下降の両方)、水分の排出、肉体と水分のバランス、体温調節、食欲と飢え、夢遊病の症状、事実ほぼすべての精神的、肉体的、霊的な機能や活動は、なんらかのかたちで視床下部の機能によって直接的・間接的に影響されるかコントロールされている。」

ノーマン・ウォーカーのこの洞察に瞑想してみてください。人間のエネルギーフィールド(身体)はただただ驚くべきものです! 

あなたの電気的な生命力


「あなたが最初のパワフルな影響力を認めて視床下部にリーチできるようにするために、私たちは松果体について学ばなければならない。松果体はラジオのアンテナに似ており、身体に入ると電流のように振る舞う宇宙エネルギーの生命の流れを大気環境から受けとる。宇宙エネルギーとは計測不能な無限のパワーで、宇宙全体に浸透して惑星がその軌道をたもてるようにするとともに、あなたの身体のなかのあらゆる原子のまさに核のなかでも働いている。

巨大な発電所から何万ボルトもの状態からケーブルをとおってあなたの家のちかくの115ボルト用変換機まで送られてくる電流のように、ユニバーサルな宇宙エネルギー(Universal Cosmic Energy)は表現できないほど高いボルテージで松果体に入りこむ。そのボルテージの高さは、もし肉体に宇宙エネルギーを個人の必要におうじたボルテージにまで低めてくれる「変換機」がないと、その肉体をほとんど燃やし尽くしてしまうほどのものだ。

中脳のなかにある宇宙エネルギーの変換機は「視床」としてしられており、松果体からのエネルギーを集めてそれを低くし、それを肉体、精神そして魂の発達と必要に一致するようにコントロールしている、中脳内にある灰色の細胞と組織のかたまりからなる組織である。この流れを理解している多くの人々は「松果体を人間のスピリチュアルな分泌腺」と分類している。

「視床下部は視床のすぐ下にあり、一般的に『生命』といわれる宇宙エネルギーの活動的現象を集め、肉体全体にくまなく送りだす最初のセンターである。」

「肉体内でもっとも生命に欠かせない液体は脳脊髄液として知られる。この液体には、松果体と視床をのぞいて身体のいかなる他の部分よりも、このエネルギーつまり生命力が満ちている。脳脊髄液は脊髄をとおって流れ、眼球を満たし、聴覚システムを滑らかにし、身体内のあらゆる神経内の核をつつんでいる。身体内のあらゆる分泌腺にとって、その繊細な機能のためには脳脊髄液がなくてはならず、これには視床下部も含まれる。

視床下部は下垂体のすぐ上にあり、下垂体をとおる神経や血管のネットワークをつかって、副腎、甲状腺、肝臓、膵臓、そして男性のばあいは睾丸、女性のばあいは卵巣の機能や活動に影響またはコントロールをおよぼす。こうしたさまざまな分泌腺から分泌されるホルモンは、視床下部の影響によって活性化される。」
ーノーマン・ウォーカー

私たちが意識的に長時間にわたってアーサナをするとき、私たちは実際には自分の脳脊髄液、松果体、視床下部、視床、そして下垂体を純化し活性化されているのです。分泌腺と液やより生命力をおび、より意識的になり、利用可能な無限の宇宙エネルギーを取り込んで行き渡らせることがよりできるようになります。あまりに出来過ぎているように感じるかもしれませんが、絶え間ない愛、意識、瞑想としての呼吸、自分のエネルギーフィールドへの適切なケアを忘れなければ、存在は私たちにそのギフトを見せてくれます。今日これからさまざまな仏陀骨の配置をしているときに、「あなたの脳のための窪み」の内側で内なる対話とよりクリアーなビジョンがおこるのを許していきましょう。

特にセッションの終わりに「シャンティ・アーサナ」で横になっているとき、レット・ゴーの状態でエネルギーフィールド全体を感じてください。そしてすべての筋肉や骨をリラックスさせていきながら、頭、仙骨までの脊髄の中線の内側にある脳脊髄液の潮の満ち引きや流れに自分の知覚を開いていきます。そしてエネルギーフィールド全体にわたるこうした「潮の動き」を感じます。恐怖や期待をもつことなく、松果体、視床下部、視床、そして下垂体の繊細なバイブレーションがおこるのを許しましょう。あなたの筋肉や思考するマインドをつかって自発的になにかをすることなく、生命力の動きにむけて受動的な観照者となります。あなたの内側でめぐっている意志とは関係のない生命とただともにいます。瞬間瞬間に……

イーサネット(エーテル・ネット)をとおしてハートからの暖かいハグをおくります – Anubuddha(2011年3月12日)

(訳:サハジョ)