2021/03/14

Day14:ヴィグニャーナマヤコーシャ~第4身体 ~新しい時代のヒーリングウェーブ~

知性と5つの感覚器官。理性や判断力を司るのが第4身体です。
『ヨガではヴィグニャーナマヤコーシャを認めています。
それは私たちの「潜在意識」と「直観体」です。
Oshoによれば、それはとてもとても広大です。
この直観体は私たちが理性を超えていくことを可能にするものです。そこには何の理由もありません。
それは非常に微妙なもので、物事を直観的に把握することを開発するようになります。
エネルギーフィールドのこのパートを活用することは「ものごとの本質を直接見ること」の能力を与えます。
この「潜在意識」には2つの極があり、現代心理学が語る無意識だけでなく、Oshoや他の神秘家が「超意識」と呼ぶものも指します。』
アヌブッタの言葉より。
ここで出てくる「直観」とは「直感」とは少し違うものです。
「直感」は大脳基底核(大脳皮質と視床、脳幹を繋ぐ神経細胞の集まり)の活動から起こってくるもので、運動の細かい制御をすると考えられていたのですが、今日では感情や動機づけ、他に学びにも重要な役割を果たしていることが知られてきました。
直感は感覚的に物事を感じ取るという意味合いがあります。
別の言い方だと「勘」のようなものです。
一方ここに出てくる「直観」は大脳皮質の活動から起こってくるものと言われ、この大脳皮質は、脳の表面に広がる神経細胞の灰白質の白い層で、脳溝と機能をもとに、おおきく4つにわけられています。
これを大脳葉(lobe)といいます。
前頭葉 (frontal lobe)
頭頂葉 (parietal lobe)
側頭葉 (temporal lobe)
後頭葉 (occipital lobe)
大脳皮質の役割は、ものを知覚したり、運動を制御したり、未来の予想、計算、推理、などまさに知性を司るといっていい器官で五感とつながっている部分になります。
直観は「ひらめき」とも言い換えることができるでしょう。
直観はシャーロックホームズのようにそれを理論的に説明できる発想なのです。
それではここで古の神秘家のラマナ・マハルシの美しい言葉をご紹介していきましょう。
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ヴィグニャーナ=明晰な知識という言葉は真我現実の知識を意味している。
真我実現という言葉は、「内側にも外側にも等しく両方に輝く覚醒という姿のなかの意識ー至福の輝き、それが至高の、至福に満ちた根源的実在である、その姿は沈黙であり、何ものにも妨げることのない究極の真の知識だ」
その叡智は二つの方法で機能する。
自我と結びついた時、それはヴィグニャーナ(客観的知識)と呼ばれるが、自我を取り除いた真実からの知識も、やはりヴィグニャーナ(絶対的知識)と呼ばれる。
このヴィグニャーナという言葉は知的概念を起こさせる。
『揺れ動くマインドは不純で、静かなマインドは純粋である』とも言われるのだ。
純粋な心そのものがブラフマン(絶対実在=神)である。
それゆえブラフマンは賢者のマインドに他ならない。
光明は知性の身体(ヴィグニャーナマヤコーシャ)の中でのみ体験できる。
それゆえ、ヴィグニャーナ(明晰な知識)が物事の知識であろうと真我の知識であろうと、それは【純粋知識である真我に依存するのだ】

「至福とはあなたの自身の存在そのもの以外の何ものでもない。
あなたは至福である存在から離れていない。
あなたは今、あなた自身を移ろいゆくはかない心と身体だと考えている。
だが、あなたは不変で永遠なるものだ。それこそあなたが知るべきことである。」
【この誤解は、『五感から引き出す喜びだけが人の得られる歓喜の全てである』と教える、現在普及している教育システムの結果である】
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光明を得た神秘家たちはこのボディーを通り抜けて次のもっと大きなエネルギー体へと到達していきます。
今日のキーワードは「ひらめき」です。
Be inspirational being … Kamala

*参考資料 
http://kazoo04.hatenablog.com/
https://www.sriramanamaharshi.org/%e6%95%99%e3%81%88/?lang=ja