2013/03/26

ユニバーサル・ハーモニー〜アルーンコンシャスタッチ2013:#11

Oshoのエンライトメントデイ、ユニバーサル・ハーモニー、そしてあなたのまわりの人智圏……


Dear Beloved Friend,

今日はなんという「一日」でしょう! ただただ素晴らしい! 私は、自分のすべての過去、私の未来、そして私の現在がすべて、ひとつの大きな、有機的統合体へと消えていくような感じがします。「この瞬間」、すべてがあるがままに完璧です。そこには恐れがまったくなく、このスペースはとてもリラックスできます…… とても「ノン・シリアス」で、輝く愛と気づきに溢れています。なにも付け加える必要はなく、なにも削る必要もないように感じられます…… すべてがしっくりくるのです。私はOshoがよくこのように語るのを耳にしたことがあります。そして私は以前この至福に満ちた理解の一瞥を得たことがあります。が「今日」は、それが私のトータルなエネルギーフィールドにとてもクリアに到達するのです。Jai Osho! 光明を得てくれてほんとうにありがとう! 

私にとってすべてがとってもミステリアスです…… 至福に感じているだけでなく….. 今日は春の最初の日であり、自然のなかの再生と喜びの時でもあります…… 今日はまたOshoのエンライトメントデイでもあります…… インドのMaulshreeツリーのもとでの至福に満ちた瞬間。1953年のこと、Oshoは存在へと消えたのです。

インド、ジャバルプールにあるOshoのエンライトメントのMaulshree Treeの写真
インド、ジャバルプールにあるOshoのエンライトメントのMaulshree Tree。

この21日間にわたるクレンジングと浄化は、私にとってたくさんのレベルで祝福と啓示をもたらしてくれています。 アナーシャと私は3月1日からはじめたので、皆さんが3月7日にはじめる前から、この「エネルギーの流れ」のなかにいることができました…… ですから今日が私たちの「ユニバーサル・ハーモニー ~ アルーンコンシャス2013:愛と気づきの21日間」の最終日なのです。これまでの日々の「結果」あるいは「効果」は、神聖な恩寵を許していくという私の能力をほんとうに広げてくれました…… 私は恩寵が内側から昇るのを感じ、上から私のもとに降りてくるのを感じます。私の制約のあるマインドはほんとうの試練にさらされました。というのも古い恐怖にしがみつきたがるからです…… でもこうした恐怖は「私ではなく」、私の過去の一部であって、現在の私ではありません。そしてこうした恐怖は、クレンジングや断食、ARUN / Oshoヨガ、皆さんとのシェアリング、瞑想、そしてOshoとアナーシャが私の行く道に注いでくれたエネルギーをとおして内側に生まれた「愛と気づき」のクリスタルのようにクリアな光とは共存できないのです。

今日、身体はとても美しくハミングしています! 「仏陀眼(ブッダ・アイ)」、内なる目はいままでにないほど深く、私の臓器、骨、血液、筋肉、分泌腺、呼吸、筋膜、電磁エネルギーのラインを見、その有機的統合とハーモニー、そして瞬間瞬間における生のダンスを感じています。スピリチュアルなハート(日本語でいう「こころ」)は、小さな太陽のように外側へと輝く自らへの愛でいっぱいです…….. 与えられ受け取られたすべてにたいする赦しと感謝でいっぱいです。マインドと脳はクリアで、クリエイティブで、そして寛いでいます。すべての肉体的、精神的、そして感情的痛みが消えました。クレンジングはトータルに成功しました。アナーシャ、あらためてありがとう! 君がいなかったらここまで深くは入っていけなかった。

Osho、すべての対局性をふくめた存在、真実への目覚めの道にある皆さんのような私のすべての友人、そして奇跡のような「人間のエネルギーフィールド」への私の愛と感謝の気持ちは、私の皮膚とオーラという限られた境界から溢れでています…… 

私はこれまで絶えず40年にもわたって、Oshoから直接分かち合われたとおりにヨガに親しんできましたが、今日感じているような体験はいちどもしたことがありませんでした…… そしてアナーシャも同じ体験をしたのです! 内側にも外側にも流れる「ユニバーサル・ハーモニー」という肌に感じられるほど明らかな状態…… 組織がほんとうにクリーンになるとき、食事なくして起こることはとても驚きです…… 瞑想と静寂が自然にやってきて、細胞が違ったふうに振動します。マインド、神経、そして分泌腺など、おおくの内側の構造が、深いレベルで休息し若返ことができるのです。内側の美しい対局性は、同時に「ひじょうに固く、しかし蒸気のよう」でした…… そして、それは「バラの強さ」でした。

私たちが身体をクレンジングし浄化するとき、そこにはとても錬金術的ななにかが起こります。とくに、私たちが感情的で、価値判断をくだしたがる不信にみちたマインドの浄化にもオープンでいる時には。同時に私たちは、自分の身体を躾けて、粘液や他の毒素を作りだすようなものを持ち込むのではなく、身体の叡智が自らを癒すことを許しているのです…… 私たちは、セルフタッチ、意識的な呼吸、創造的なビジュアライゼーション、そして生命力の流れを感じ、瞑想することで、自らの内なる解剖学へと深く飛び込むのです。そして、皆さんがクレンジングの期間中つながってオープンでいられる「友人たちの集まり」を愛することもまた、変容への鍵となります。愛は観照者と観照される側のどちらをも「美しくします」。

ピエール・テイヤール・ド・シャルダンが何年も前に書いた美しい一節は、私が祝福し、皆さんとここで分かち合いたいとおもうことを、とてもよく表しています。Oshoによると、シャルダンは20世紀に生きた人のなかでも、もっとも風変わりな、しかも神秘的な人物のひとりだった、とのことです。彼は科学者であり、地質学者でありながら、神秘家、瞑想家、そして偉大な祈り手としてのハートをもった人でした…… シャルダンは言います:

大きなビジョンをもつ人とのコミュニオンにたいして、ほとんど官能的ともいえる切望がある。意識の進化をさらに進めることに携わる人々との友情には、計り知れないほどの充足感があり、描写できないほどのクオリティがある。

ワット・アルーンとアヌブッダの写真
タイのワット・アルーン…… 「アルーンコンシャスタッチ」は人間の創造的なタッチという現在進行形の意識的進化に愛をもって捧げられています。そしてかつて ないほど、アナーシャと私は自分たちの成果を、エネルギーというこの人智圏へと注ぎ込んでおり、皆さんの参加もとても貴重で大切なものなのです!

Oshoは言います:

マスターとはたんにある種の人智圏を意味する。『人智圏』という言葉はシャルダンによって作りだされたものだ…… 私たちは『大気圏』という言葉には馴染みがある。大気圏とはあなたを囲む大気を意味する…… あなたを囲む環境だ。『人智圏』とは、あなたを囲む精妙な振動、思考、感覚の世界を意味する…… マスターは自らの周りに人智圏を携えている…… 私はそれをブッダフィールドと呼ぶ。

Oshoは続けて、もし光明を得た誰か、あるいは自己実現した人物の近くにいるだけで「人がオープンに」なれたら、あなたが決して気づかなかったようなことを、どのように感じはじめられるのかについて語ります…… それは、あなたが湖、あるいは森、あるいは海にいくと、空気が違い、あなたは自分のエネルギーが変わることを感じるようなものだ…… リラクゼーションと広がりだ。マスターあるいは、真実、愛、気づきに献身している友人たちの集まりの周りでは、あなたは「人智圏」に入るのだ…… そして同じことが起き、くわえてさらになにかが…… それはあなたの存在のあらゆるレベルであなたに影響する。

シャルダンと、彼と同時代に生きたV. I. ベルナドスキーによると、人智圏とは地球惑星のもつマインドの天体あるいは思考の層ーだ、というのです。人智圏というアイデアを把握するためには、私たちは自らの意識を引き上げ、地球上の生命のもっとも一般的で、根源的で宇宙的な法則に開いていかなければなりません。

惑星の精神的な鞘(さや)として、人智圏はマインドと意識をひとつの統合現象として性格付けます。つまり、私たち個人および集合的思考のクオリティと性質が、人智圏に直接影響し、私たちの環境——生物圏——の質を作りだすのです。私たちは自らの現実の共同クリエーターなのです。

ラリータでのトレーニングの写真
アルーンコンシャスタッチの集いで私たちは、ともに「滋養となる人智圏」を作りだします。そこでは、愛と気づきが有機的に成長します。

地球の「精神的な鞘」、つまり人智圏は、新しい意識、新しい時代、そして生物圏の危機からほんとうに立ち上がる新しい現実へのブレークスルーをあらわします。これは生物圏・人智圏移行として知られます。

ちょうど生物圏が、すべての生命とそのサポートシステムとの統合であるように、人智圏はすべてのマインドとその思考レイヤーとの統合です。このようにして、人智圏はすべての生命の精神的相互作用の総体として理解できるのです。人智圏の内側には、Psi Bankとして知られる進化のコントロールパネルが存在します。それは、すべての精神プログラムのための貯蔵・引き出しシステムです。

地球上の生物圏の次のステージの進化として、人智圏は質的・次元的な移行––ひとつのステージから別のステージへの通り道––の到来を告げるのです。

人智圏を進化上の出来事としてみるこの見方は、著名なフランス人古生物学者であるピエール・テイヤール・ド・シャルダン、ならびに彼の同僚(その彼もまた共同で人智圏という言葉を1926年に作りだした)、ロシア人の地質学者ウラジミール・ベルナドスキーが科学的に見通していたものです(Theory and History of the Noosphere(人智圏の理論と歴史)を参照してください)。

「歴史的プロセスが、われわれの目の前で劇的に変化している…… 人類は全体として、強力な地質的な力となりつつある。人類のマインドと仕事は、ひとつの存在として自由に思考する人類という関心のもとに生物圏を再構築するという問題に向きあう。われわれがそれに気づくことなく近づきつつあるこの新しい世界の状態が『人智圏』だ。」
V.I. Vernadsky

ところで、シャルダンもまた美しい言葉を残しています:「われわれは、スピリチュアルな体験をもつ人類ではない。われわれは、人類の体験をもつスピリチュアルな存在だ。」(私は「ヨギ・ティー」のバッグでこれを読んだことがあるんですよ!)

シャルダンはまたこうも言っていますし、私は完全に彼に賛成します:「男性および女性としてのわれわれの義務とは、われわれの能力には限界が存在しないかのように前進することだ。われわれは創造における協力者なのだ。」

これはあなたと私にとってなにを意味するのでしょう? 私にとっては、「あなたを囲む精妙な振動、思考、感覚」からなるエネルギーフィールドとしての「人智圏」の重要性は、私が自分の時間を誰と過ごすか、そして私が誰に信頼し自分自身を開いていくか、ということの重要性を語っています。彼らの思考、感覚、振動は私のエネルギーと混ざり合います。そして私は意識的に自分自身を、私の信頼、愛、そして気づきが広がるのをサポートしてくれる人智圏におきたいのです…… それは私の滋養となることでしょう…… そして信頼は、ほんとうの内なる滋養です。こうした理由から私は、聖職者や政治家、一般的な医者、モンサントのような権力に飢えたビジネスマン、医薬品業界のいうことに注意を払わないのです…… 私はむしろ、神秘家、詩人、ミュージシャン、ホリスティックなヒーラー、ナチュラルな保健士、オーガニックな農家、ハートに根ざした人々、瞑想家、そしてクリエイティブな予見者に耳を傾けます。いかなるかたちでも私を操ろうとせず、私が私自身であることを許してくれる人々です。同じように、私が生活することを選んだ物理的な大気も重要で、私の健康に影響するはずです〜そしてだからこそ、アナーシャと私はエクアドルのビルカバンバに住んでいるのです…… 奇麗な空気のなか、汚染からはなれ、綺麗な水とともに、クリエイティブで自然を愛する友人たち、そして静寂のある場所。人智圏がここでは違うのです。

ビルカバンバのトレーニングスペースの写真
私たちの夏のアルーンの集いが開かれる土地の、もう一つ別の美しいスポット。竹林のあいだに隠れたヨガ・瞑想広間が見えます…… 内側はすごく静かですよ! ぜひ参加しましょう! 

「あなたの注意が向くところに、あなたのエネルギーが流れる」… とは、古代からの叡智に満ちた格言です。「私たち自身を育んでくれる人智圏を意識的に共同で作りあげる」こともまた、なぜ人は周りを囲むある種の罠や誘惑を避けなければならないのかはっきりさせてくれます〜テレビや映画で絶えず暴力をみたり、馬鹿げた人たちが馬鹿げたことをするのをみたり、絶えずセンセーショナルなニュースをみたり、欲や競争心、嫉妬、怒り、倒錯そしてあらゆる種類のネガティブなエネルギーといったものです。それは私たちの心理にとって非常に毒となります! 私たちは、私たちをもっと深くもっと深く緊張や病へと引きずり込み、やがて私たちのエネルギーフィールド内側に障害を作りだすような「死の文化」からの広告で爆撃されています…… しかし私たちは犠牲者ではなく、人生を選ぶ自由をもっています。

私を誤解しないでください…… 私は倫理的でいたり、こう話しているときに何かを糾弾しているわけでもありません…… そしてアナーシャと私、そして活力ある健康を愛する他の人たちも、どう食物を食べるのか、とか、あなたの振る舞いがどうあなたのエネルギーに影響するか、とか、それがあなたをより内なる調和へと近づけるのか、あるいは病気や痴ほうへと近づけるのかを話しているときに、倫理的でいるわけではありません。私たちは皆、自由です。そして私は、誰もが私たちのビジョンを共有しているわけではないことを受け入れています。Oshoにとって、そして私たちにとって、「自由はもっとも高い価値」なのです。そして自由とともに大きな責任がやってきます…… 自分の行為のエネルギー的な潜在的重要性や、私たちが住む環境に意識的に対応し、見て、感じる能力は、私の意見としては、本物の知性のサインです。私たちの行為もまた、自分自身や他の人への私たちの愛と気づきの明確な証拠なのです。

木の下に座るアヌブッダの写真
奇麗で汚染されていない空気と「意識的に上昇する人智圏」は、エネルギーの広がりのためには欠かすことのできないものです

OshoのアシュラムとコミューンでOshoとともに暮らていた当時、3月21日は特別な日でした…… かならず、Oshoがいるブッダ・ホールで、歌とダンスのある大きなミュージック・セレブレーションが行われました。

25年前のインド、プーナでのOshoエンライトメントデイの朝8時、私はアシュラムにあるOshoのバルコニーでOshoをタッチしていました…… 彼の人智圏のなかで呼吸をしていたのです。そのバイブレーション、つまり人智圏は、コレガオン・パーク内のアシュラム周辺すべてを大きく包み込む円のようになっていました(何千人もの人がこれに気づいていました)。ゲートのないゲートをくぐると、それをより感じることができ、彼の家の中に入ると、さらに強くなりました。彼の目のなかを見たり、彼の声の振動を感じたり、あるいは彼の身体をタッチすることについては、なんと言ったらいいでしょう?!? それを思いだすと、私がこの歌の最初で分かち合ったことに戻ってきます…… 当時のことを思いだすと、私は、自分のすべての過去、私の未来、そして私の現在がすべて、ひとつの大きな、有機的統合体へと消えていくような感じがします。「この瞬間」、すべてがあるがままに完璧です。そこには恐れがまったくなく、このスペースはとてもリラックスできます…… とても「ノン・シリアス」で、輝く愛と気づきに溢れています。なにも付け加える必要はなく、なにも削る必要もないように感じられます…… 「すべてがしっくりくる」のです。

1988年3月21日に彼のバルコニーでおこなった、およそ7分間の「タッチ瞑想」のあいだ、私は目に涙を浮かべながらOshoの首をとてもソフトにタッチしていました…… 私は彼に言いました:「Osho、光明を得てくださって、ほんとうにありがとうございます」。彼は目を開けて、とてつもない愛とともに私を見て、そして微笑みました。彼はふたたび目を閉じ、瞑想が続きました…… そして、その愛と瞑想は今日まで続いているのです。

あなたの行く先にたくさんの微笑みと良いバイブレーションを送ります…… with love, Anubuddha

Oshoの手の写真
Oshoの手は信じられないほどの優雅さと気づきとともに動きます......