2022/06/11

Day9:明るさをみる

【Day9. 明るさをみる】
ARUNのタッチとともに身体を内側から観ていくと、さまざまなことに出会います。 
緊張、疲れ、痛み、悲しみ。
あるいは、よろこび、笑い、軽やかさ、光、静寂、スペース。
「もしそこに緊張があったとしても、
それはよくない!とジャッジしないでくださいね。
あー硬い!!大変だーと触れていたら、
そこはもっと硬くなっちゃいますよ」
ARUNタッチのトレーニングでよく聞くフレーズです。
硬さは硬さで、ただ、それをみて、尊重し、感謝する。
それは人生のなか、何らかの必要があって現れた健気な存在です。
そして、その硬さの奥から現れ出てくる
動き、流れ、あたたかさ、、そうした明るい可能性にも注目をし、
それを助けるタッチや動きを届けます。
スペイン、ラリータでのトレーニングでお腹のディープなセッションを交換したときのこと。
なんだかザワザワしはじめた自分に戸惑いました。
何が出てくるんだろう?
お腹を手術した経験、悲しかった記憶、
そんなことが思い出されて少し怖くなったのです。
そのときパートナーになってくれたドイツ人男性は
まるで歌うように軽やかなタッチを注いでくれました。
実際、歌っていたかも!
お腹の奥深くにまで、タッチは届いてくるのだけど、
ひろがっていくのはただただ、安心、安堵、よろこび。
静かな涙とともに色んなことが解けていったセッションでした。
今思うとそのとき彼は、暗さもみたかもしれないけれど、
ただそれといて、彼自身の愛とともに明るさへの注目をしてくれたのだろうなあ、と感じます。
ARUNを初めて間もなかった当時の私には魔法のように思えたけれど、
それはまさにARUNそのもの。
内側のネガティビティに、
巻き込まれたり、執着するのではなく、
ただ観て、その背後の明るさもまた、みていく。
それは少しずつ外側ともリンクしていく、という祈りとともにいたいと思います。
愛をこめて Adipriya