2018/03/15

意識的に生きる21日間 Day 15:過酷な船旅での呼吸法

カマラとラサタの写真

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意識的に生きる21日間 
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Day15 過酷な船旅での呼吸法 by カマラ

先日書いたアマゾンへの過酷な船旅。
http://f-mobile.co.jp/arun/2018/02/03/アマゾン旅行記2日目ーパート1/

その船のシートにはクッションがなく、一枚の板だけだった!
それに5時間座らないといけない。
硬い板の上で時々ボンボンと当たってくる河の衝撃をどのように呼吸で乗り越え
そして青あざ一つなしで過ごせたかというお話を書きます。


まず痛いところに意識を向けて、
そこに呼吸が入ってくるような体勢になります。
私の場合は坐骨と板の当たっているあたりの骨盤底に意識を向けました。

そしてまず深呼吸して、そこを完全に感じます。


これは、実はものすごいことなんです。
だって感じ始めると
甘いも酢いも苦味も感じてくるからです。
だから人は基本的に日常生活であまり感じないようにしてる傾向が強いのです。

人は基本幸せでいたいのです。
それでは幸せな感情ってあなたにとって何ですか?

きっと全員が「喜び」とか「エクスタシックな感じ」とか言うと思うのです。

痛くて胸が張り裂けそうで
「私って幸せ!」って言っている人ってあまり聞いたことありませんよね。

でも幸せをより感じるようになれば、
苦しみも悲しみも痛みも全て感じてきます。

どこかだけに蓋をするのは
自然な法則からして無理なことなのです。

多方向に感じるということは人類のような進化した脳だから生まれてくることです。

そして一番の苦悩は
ネガティブな感情を抑えてコントロールして、
それをなんとか変えようとしまう知恵を持ってしまっているということです。

(人は深いです!)

だからそれと戦うことになり、戦いは苦しみを招きます。

それと戦わなくなると、苦しみは自然と消えていきます。

戦わなくなるには
自分の呼吸に焦点を向けて、その痛みを避けるのではなく、入っていくことです。


話を元に戻して、そこに呼吸を向けていきます。
座っていて骨盤底や足の方に意識を向けて呼吸をしていくのって少しテクがいるのですが、
そこを感じられるようになるまでしっかりと深呼吸を続けてください。

呼吸がしっかり入るようになったら普通の呼吸に変えていきます。
ここでの普通の呼吸というのは
プッシュしない、意識とともにあるブレス of メディテーションの呼吸法です。
アルーンの呼吸にはマントラがあります。

「呼吸が自然に入ってくるのを許して~、
息が自然に出て行くのを許して~、
そして、次の呼吸が自然に起こるのを待ちましょう。」

自分の中でそれを言いながら呼吸を繰り返します。


できるまで何度もします。

マインドが入ってそこからジャンプしてしまっても構いません。

気づいた時にまたまたマントラに戻ってきます。

この呼吸法はとても自然な呼吸のあり方なのです。
だから意識して、自分自身の呼吸を鑑賞できるようになれば、
必ずできるものなのです。
私は初めてその呼吸をアナーシャから習った時は
全くできなかったのです。
だから、できないって思う人の気持ちがわかります。
私でもできるようになったのですから、
できない人がいたら諦めないでくださいね。

この呼吸法は長い間座っていなければならない時、
自分を落ち着かせたい時、
眠れない時など
たくさんのことに役に立つ呼吸法です。

アルーンコンシャスタッチ、2018年春の妙高高原レトリートでは
この呼吸法の勉強もしていきます。

一緒に人生変えてみませんか?

With Love and Breath… Kamala

p.s.
今年の夏アヌブッタとアナーシャがブレスとハラのコースをスペインで開催します。
そこでは痛みからの解放も学びますよ。