2018/03/12

意識的に生きる21日間 Day 12:内側からのタッチ

\目を閉じるアヌブッダの写真

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意識的に生きる21日間 Day12 内側からのタッチ
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こんにちは、ラサタです。
今日は、OSHOの「内側からのタッチ」の瞑想を紹介したいと思います。

OSHOのタッチやボディについて語る言葉を見つけるたびに、
アルーンコンシャスタッチの本質に立ち返らされます。

OSHOは、私たちが身体を、自分の手を、外側からしか知覚していないと言います。
内側から自分の身体をどのように感じているのかを全く知らない、
内側に入り、自分の身体と存在の中心に入り、
そこから観るということをしたことがないと。



このシンプルな瞑想の実践は、
「内側から観る」ことを開発するのに非常に助けになり、
それは意識全体、あなたの存在全体を変容させるものであるとOSHOは言っています。

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【内側からのタッチ】

目を閉じて、
あなたの内側を細部にわたって見ていくように。
あなたの身体の一部一部に入って、内側から見ていきなさい。
まず片方の足の親指に行きなさい。他の身体のことは忘れてしまい、
その足の親指の内側に入って、少しの間そこにとどまり、
その内側を見渡していくように。次の指へと少しずつ内側を移動し、それから
ゆっくり脚を上がりながら、両脚、両腕、全身で同じようにやっていきなさい。
そうすれば、あなたに本当に多くのことが起こるだろう。
あなたの身体は、あなたが全く想像しえないような非常に繊細な楽器となる。

その時、あなたが誰かに触れると、
あなたは手の中にトータルなプレゼンスでいることができるだろう。
そのようなタッチには、変容の力がある。

そして、またOSHOはこの瞑想を練習していくにあたっての注意も付け加えています。 
それは、内側を感じるときに、思考を介さないこと。
感じたことから連想や解釈をしないように。

あなたが何かに触れる時、目を閉じて、考えるのではなく、ただ感じなさい。
例えば、私の手の中にあなたの手を取って、何を感じるか聞くとしよう。
あなたは、ただちに、私の手はあなたの手の中にあります、と言うだろう。
それは感じていることではなく、考えだ。

再び私はあなたに尋ねる。
考えるのではなくて、感じなさい。

するとあなたは、愛が表現されているのを感じます、と答える。
それもまた思考だ。

頭をどけて、ただ感じなさいとさらに尋ねる。
すると、あなたは、温かい、と答える。
あなたが実際に感じているのは、私の手とあなたの手の間に流れる温かさだ。


アルーンコンシャスタッチでは、
手で身体に触れるたくさんのタッチのアートを学びます。
手だけでなく呼吸の知覚や、ヨガでも全身に気づきを広げ、
ハートのスペースを育み、身体を愛しケアをして、
比較や期待といった思考のタッチにも気づき、
多次元からタッチを意識的に使っていきますが、

その核心は全て、
身体を内側から感じて、
瞬間瞬間に観照する質を育てていくためです。

アルーンコンシャスタッチを他の人々に分かち合えるようになるための秘訣もまた、
自分自身のボディやマインドをあるがままに誠実に細部にわたり
「内側を観る」ことの積み重ねです。

何かを変えようとしたり、特別なものを感じようとせず、
シンプルな今ここの現実を観ることを通して、
内側の中心のサイレンスに触れていくことができます。
そこから必要なすべてが現れてくるのですから。
喜びも、愛も、笑いもクリエイティビティも。

この小さな瞑想は、とてもシンプルだけれど、強力です。
ぜひ、目を閉じて感じる時間を少しとって試してみてください。
電車の中でだって、出来ますよ。
今日もあなたにとって、内側に愛と気づきが輝く一日になりますように!

*「Meditation The First and Last Freedom 」ドイツ語版より引用。
この本の日本語版はまだ出版されておらず、引用部分はラサタ訳です。

With touch of being, ラサタ