2024/03/01

Day1:アティーシャのこころ---気付きの21日間

2024年 今年もA R U N コンシャスタッチジャパンの提供する3月の瞑想の日をみなさんとご一緒できることを心から嬉しく思います。
これから毎朝21日間の間、瞑想と共に身体とマインドとハートに気づきをもたらすニュースレターが届きます。

初回の今日はアティーシャのこころについてです。


アティーシャは言う。
朝、新しい一日、新しい始まりだということを覚えていなさい。そしてあなたのハートの奥深くでこう決断しなさい。
「今日、私はこの機会を無駄にしない。もうたくさんだ! 今日、私は気づいている、今日、私は油断なくあり、今日、私はできる限りのエネルギーをひとつの目的、瞑想へと捧げる。私はあらゆる行為のなかで瞑想する。私はあらゆる行動、日常的な行動を行うが、今日は新しい質と一緒に、気づきの質をそれらにもたらす。」
Osho, The Book of Wisdom, #17 より抜粋


アティーシャはハートのマスターとして知られていますが、
彼はなぜハートのマスターかというと
彼は1人で瞑想して悟ることよりも
世の中の人々の苦悩を変容できるような人であり、菩薩としてありなさい。と語ったからです。

「他のものの幸せのために仏陀の境地を目指す心」を、菩提心(bodhicitta )。
「与えることと受け取ること」
与えることにより受け取る。
受け取ることができれば与えることもできる・・・。

アティーシャのハート瞑想法はチベットの古くからの手法と言われています。

わたしは実際にチベットに92年に陸路で旅をしたのですが、
その頃のチベットが中国に占領されて40年ほど経った頃でした。
大した道路もできてなく、何千メートルもある山越えの時はすごい狭い道を古いバスが走っていきました。
時に温泉の湧き出ている場所もあったりして・・・。
チベット人のようにその土地も美しかったのです。

そう、チベット人はまさにアティーシャの瞑想をそのまま生きている人たちなのです。
人の痛みがわかる民族で、泣いていると、手を差し伸べてくれます。
バスに乗っていて、お茶の時間になると、自分達のお茶やお菓子を分けてくれます。
決して裕福な人たちではないのに、分かち合いを知っている人たちなのです。
言葉は通じなくても、ハートが通じました。
あの旅のハートのふれあいの体験はそのいろんな土地を旅していますが、
他にはあれほどの暖かさは未だかって経験していません。

アティーシャ、大いなるハートの力。
自分の苦悩を吸い込みハートで変容させて、
そして愛として喜びとして吐き出していく、
世界中の苦しみや悲しみをハートに吸い込み
そのハートの大いなる力で変容させて
光として至福として吐き出していく。
それをだんだんと地球に、大宇宙にと広げていくのです。
ただシンプルにそれを繰り返すだけのシンプルものですが、それをすることであなたに何が起こるのでしょうか???
あなたのハートの偉大さを感じることができるでしょう。
それを観照していきましょう。

テクニックも特別なストラクチャーもなく、
誰にでも、
どんな時でも、
どこでもできるものです。
ハートで苦しみを受容して
そして光として吐き出していく・・・。
ただそれだけです。

だから今日はほんの少し時間をとってアティーシャと共に
あなたのハートに明かりを灯ししてみませんか?

好きなハートに響く音楽をかけてアティーシャのハート瞑想をしてみてください。
まずは自分自身の苦しみから始めて・・・。
次に友人や家族。
そして、
地球上の生きとし生けるもの全ての存在の苦悩を
宇宙全体を
愛に、至福に変えていきましょう。

アティーシャはいいます。
「自分を傷つけようとする人の幸せさえも願うことができたら、それこそが至福の境地の原泉だ。」

それではみなさん、今日から21日間アティーシャの愛と共に目覚めいていきましょう。

Compasion … Kamala

p.s.アティーシャは日本で知られている三蔵法師のことです。