2024/03/15

Day15:生きた解剖学---気付きの21日間

私がインドのOSHOの瞑想コミューンで受けた最初のコース、ボディワークのトレーニングコース(OSHOリバランシング)の主なティーチャーの一人がAnubuddhaでした。

そこでは毎日が衝撃的で興奮に満ちていました。
当時20代半ばの私は、どうしてこんな大切なことを学校で教えてくれなかったんだろうと驚きの連続。自分の身体なのに何も知らないし、身体の感覚には敏感でしたが、ほとんど身体の中にいなかったと思います。ましてや感動や感謝の気持ちで身体を感じることなどなかったわけです。
初めて勉強した解剖学は英語で、当時はネットがない時代ですから、チンプンカンプンながら、プーナの街の本屋で買った解剖学の本をみては、自分や他の人の身体に触れることが楽しくてしょうがなかったです。

ARUNコンシャスタッチを学ぶようになってからは、さらに自分の身体の内側で、解剖学を体験するようになりました。
自分の中で生きている骨を内側から感じ、そのまわりの筋肉や筋膜のつながり、その場所の機能や質感やエネルギー、そこにある空を感じる、、、身体の中のどの小さな一つの場所をとっても、神秘に溢れる内なる宇宙が広がっています。

そこには、何らかのメッセージがあったり、理由なく痛みや悲しみや不快感が押し寄せることも、喜びや生命力が湧き上がることもあります。ただただ沈黙の中にたたずむことも。それら全てを見守る大きな空とつながりながら、必要なことが起こっている信頼を感じます。

私の前回の投稿12日目が呼吸についてだったので、その続きで、あなたの呼吸の横隔膜を感じてみませんか?
ARUNでよく使うお気に入りのこのスペインの解剖図の絵を見ながらやっていきましょう。

まず横隔膜のある辺りをぐるりと手で優しく触れていきます。それからみずおちに沿って、お腹と肋骨の間を柔らかく探ってみます。
呼吸の横隔膜は、パラシュートのような形をして、胸骨の剣状突起と肋骨の12番から8番あたりの内側にぐるりと付着し、腰椎の1番から3番あたりの前面にも付着して、肺、心臓と腹部を分け隔てています。
手を横隔膜の前と背中の腰椎において、目を閉じて自然な呼吸を感じます。息を吸うときに横隔膜が下にさがるので、肺が膨らんで呼吸が満ち、お腹が前へ押し出されます。息が出るときに元に戻ります。
自然な呼吸をまかせながら、内なる目であなた横隔膜が生き生きと弾力を帯びてくるのを許していきます。

次に肋骨の左右両脇に手を置いて、横隔膜と肋骨の動きと共に同じように呼吸を見守ります。
実際に横隔膜に愛と意識を向けるなら、そこに生命の息吹で満たされるのが感じられるでしょう。
そんな風に身体のどこにでも、生きた解剖学を通して、内側からリアルな体験として親しくなっていくことができます。

3月16,17日のARUNオンラインでは、首、喉、頭、顔で、生きた解剖学を体験していきますよ。
ARUNの2DAYSや妙高リトリートでも、身体の神秘と深く繋がる素晴らしい機会になります。

あなたの生き生きした身体とともに、良い一日を!

Love, ラサタ