外に出て大空の下を歩こう。
大気に触れて空を感じると何か不思議な作用が起こる。
ピピピッとアンテナが繋がるような、
足元の大地と頭の上の天がひとつになって身体の中心を垂直に流れ始めるような。
泣いてた赤ちゃんが、突然目をぱちくりさせて空を眺める。
犬たちが元気よく駆け回る。
頭の中でゴチャゴチャと閉じ込められていた思考のエネルギーや電磁波も外に放出される。
今までこんがらがっていた糸がひとりでに解けてきたり、あるいは、わからないことはわからないまま置いておける内なるスペースができる。
巻き込まれていた感情も状況も、大空の意識から見ると、感じ方も見え方も変わって、全く違う現実が現れてくる。アイデアが降ってくることはよく起こる。
宇宙のエネルギーが、私たちの頭の中の松果体や脳下垂体に触れて刺激を与えセラトニンが生成されるなど、内分泌腺が活性化されていくと言われている。
私たちが混乱していまここに集中できないとき、内側に居られないとき、
これは良い、悪い、そうするべき、するべきでない、と二元性を行ったり来たりしているときは、たいてい第三の目、内側を見る目のエネルギーが停滞しているものだ。
大空は、私たちの内なる空と同じ。
大空には、晴天も白雲も黒雲も雨も嵐も稲妻も来ては去るが、そこにはいつでも空っぽの大きな空がある。
同じように、私たちの内なる空にも、あらゆる感情や思考やエネルギーが来ては去るが、いつも全てをあるがまま見守る観照の意識、何も触れられない空っぽの空がある。外の空は内なる空とダイレクトに繋がっている。
朝や昼の空でも、夜の空でも、晴れの日も曇が立ち込める日も、
都会でも田舎でも、それぞれの味わいの中で、変わらぬひとつの大きな空を感じよう。
大空から降り注ぐ祝福のエネルギーを意識的に受け取ろう。
春の気持ち良い大きな空の下で、足を大地にしっかりと感じながら、頭をそびえ立つ山のように天に高くかかげて歩こう。
一歩一歩意識的に、外や内の小さな変化に気づきながら。
大きな空とともに素敵な1日を、
Love ラサタ