2024/03/12

Day12:一度にひとつの呼吸---気付きの21日間

おはようござます。
今日は呼吸に気づきを向けていきましょう。

ARUNコンシャスタッチでは、創始者の一人、Anashaが教える「ブレス・オブ・メディテーション」と呼ばれる呼吸への気づきが大きな部分をしめています。
それはタッチやエクササイズを用いて呼吸に気づきをもたらし、本来の自然な呼吸とつながり、その可能性を育てていくものです。

なぜなら、呼吸は、私たちの無意識の領域、肉体と意識をつなぐ架け橋だからです。
呼吸は生命そのものです。頭ではわかっていても、普段あまり意識することがありません。そしてほとんどの場合、とても浅く制限されていることが多いのではないでしょうか?

本来の呼吸は、私たちの生命を維持するだけでなく、生の質を高めてくれます。
呼吸すること自体が最大のデトックスであり、細胞が活性化し血流が良くなり、脳にも内臓にも酸素とプラーナ(生命エネルギー)が行き渡ります。自律神経の調整、精神の安定やリラクゼーションなど心身の健康にも大きな役割を果たしています。
それなので、様々な呼吸法のエクササイズやブレスワークなどは感情や制限を解放し呼吸を生き生きさせるのにとても役に立ちます。

そしてさらに、呼吸を“私がする”のではなく、あるがままを知覚する「ブレス・オブ・メディテーション」は、意志の力を使う呼吸では触れることのできない、私たちの存在のさらなる深みに触れます。

呼吸は、私たちの存在をあるがまま映し出す鏡です。
呼吸を観ることは、自分自身を観ること。
一度にひとつの呼吸を、無意識になるのではなく、意志の力でもなく、ただ起こるままに見守り続けていく。ジャッジも期待も比較もなしに、愛と気づきとともに。

「ブレスオブメディテーション」で行う呼吸のマントラをあなたもやってみましょう。

―呼吸が入っていくるにまかせ、
呼吸が出ていくにまかせ、
そして待って、
ひとりでに呼吸が入ってくるのを許します―

お腹に手をおいて、あなた自身の呼吸を感じてください。
吸う息で、手を置いているお腹がどんなふうに膨んで広がっていきますか?
そして、吐く息で元に戻ります。息が出ていくのをどれだけ許すことができますか? 焦らず、急いで吸おうとせずに、ひとりでにまた呼吸が入ってくるのを待ってみてください。

一度にひと
吸う息で新
一つひとつの呼吸の生命と共にいます。

浅くても短くても、あるいは深い長い呼吸でもそのままを許し、
そこにスペースをあげて観ています。
繰り返し繰り返し呼吸を見守り続けていくと
実際、「私」が呼吸しているのではなく、
存在によって呼吸が起こっているのだということが、生かされているのだということが、体験として感じられるのではないでしょうか?

私は、初めてAnashaから、「you are breathed」(直訳:あなたが呼吸されている)という言葉を聞いたとき、
そしてOshoの講話の中で、「Existense is breathing you」(直訳: 存在があなたを呼吸している) という言葉を聞いたとき、魂が震えるほど衝撃的で感動したものです。
そこから呼吸の探究が始まりました。それは限りなく深遠で、愛に溢れる道のりです。

ARUNコンシャスタッチではこの生命の神秘、呼吸とさらに繋がり、私たちの存在の今ここに十全と在る質、プレゼンスをタッチとともに深めていきます。

このシンプルな呼吸への気づきのマントラは、どこにいてもできます。
電車の中でも、座っていても立っていても、歩いていても。
ぜひ、存在からの贈物、あなた自身の呼吸をあるがまま感じる時間をとってみてください。
素敵な一日をお過ごしください。

LOVE ラサタ