2019/03/03

Day 3:意識の向き ~生に呼吸し、愛を分かち合う21日間~

アナーシャの写真

アルーンコンシャスタッチ連続メルマガ
「生に呼吸し、愛を分かち合う21日間」

おはようございます。アディプリヤです。
今日はアルーンのトレーニングで繰り返し話される、意識の向きということについて、書いてみます。

=========================
Day3 : 意識の向き ~触れている・触れられている~
=========================

今、あなたの手は何に触れていますか?
スマホ?パソコン?それとも?
私は今、指先がキーボードに触れています。

何かに触れている人はそのまま。
もし、何にも触れていなかったら、そばにある何かに触れてみてください。

今やっていることは何も変えないで。
ただ、指や手が何かに接している感覚に、意識を向けてみます。

あなたの指や手のひらは、どんな風にそれに触れていますか?どんな感覚がありますか?しばらく、感じてみましょう。声に出して、あるいは心の中で、感じることを言葉にしてみるのもいいですね。

それでは今度は意識の向きを変えてみます。あなたが触れている何かが、あなたの指や手のひらに触れている、という風に。
スマホが、パソコンが、何かが、指や手に触れています。
私たちは、触れられています。
「触れること」と「触れられること」はいつも同時に起こっているのです。

どうですか?その感覚はどんな風でしょう?
何か、最初と違いを感じますか?
どんな小さなことでも、起こることを丁寧に、うけとってみます。

例えば私は、なんだかふっと意識が自分の中心に戻って、ふんわりした感覚に包まれるような感じがしています。前のめりではなく、やわらかな心持ちで仕事に向かえるような。呼吸もラクかも。ちょっといい感じです。
あなたはどんな風に感じますか?正解はありません。感覚というのは人によって本当にさまざま。今、起こっていることをただ感じてみてください。あるいは、何にも感じなくても、まったくOK。

そして今度は、「触れている」感覚と、「触れられている」感覚の両方を同時に受け取ってみましょう。。。
ちょっと難しいかもしれませんが。こんな受け取り方もできるんですよね。



こうした感覚のシフトは、生活の中でタッチを磨く工夫のひとつ。
そしてこれは、生活への、人生への向き合い方を磨く工夫とも言えるかもしれません。
外側に向いている意識を、内側に向けていく。

昨日カマラが書いていたように、繰り返しは大切です。
最初は何だかよく分からなくても、喜びを持って繰り返していくことで、私たちの感覚はより鋭敏になり、内面世界がより豊かに輝いていくのですね。

誰かにタッチをする時、こうした感覚の向きは、驚くほど、タッチの受け手に起こる感覚に影響します。
アルーンコンシャスタッチのトレーニングでは、受け手の気づきの広がりを助けていけるよう、こうした微細な感覚にも意識を向けていきます。