今、あなたの呼吸はどんな風ですか?
呼吸の動きに、意識を向けてみましょう。
あなたの、今、この瞬間の、自然な呼吸をただ、見守ります。
ふだん私たちがそのことをすっかり忘れていても、生きている限り、
とまることのない「呼吸」という神秘。
けれど意識してしまうと、最初はむしろ、何が自然なんだか、分からなくなってしまうかもしれませんね。
それでもオッケー。根気よく、呼吸をみてみます。
ブレス法には様々なタイプのものがありますが、
アルーンでは「自然な呼吸を見守る」ということをします。
ブレスタッチの紹介の時、ラサタが語りました。
本当に、これは覚えておいて欲しいんだけど、
大きな呼吸ができたら素晴らしくて、小さな呼吸がダメだということでは決してないからね。
呼吸は、海の波の満ち引きと同じで、瞬間、瞬間、
ある時は大きくなったり、ある時は小さく小刻みになる時もあるし、
そして、誰一人として同じ呼吸の持ち主はいないのね。
だから、誰かのように呼吸しなくていいんです。
そして、大きく呼吸しようと思う必要もない。
大きくしようと思うと、努力がどうしても入り込むのね。
だから、ただ、十全に今、ここにいて、自分の呼吸を見守ってみてください
アルーンでは、タッチやエクササイズを通して、
自分の呼吸に気づき、呼吸に親密になっていきます。
自然な呼吸が育っていくことのできる呼吸の部屋(皮膚、横隔膜、骨格、筋肉、
筋膜、臓器などを含む呼吸が広がる内側の空間)の可能性を助け、気づきで充実させながら。
そして、自然な呼吸とつながる体験を重ねていきます。
昨日はちょうどアルーンの練習会で、胸郭へのタッチをやりました。
肋骨の弾力を感じていく動きのあるタッチ、大胸筋や肋間筋、横隔膜へのディープなタッチ。
自然な呼吸を見守る静かなタッチ。
肋骨の生き生きとした動きを感じることができ、呼吸がどこまでも入ってきます。
こんなにも自由だという驚き!
呼吸をしているだけで満たされ、幸せ。愛おしい、私の呼吸。
「呼吸はどこからやってきて、どこに向かうでしょう。命が、あなたを呼吸しています。」と、ラサタ。
そしてOshoは「息は、あなたと身体との架け橋であるばかりではない。あなたと大宇宙との掛け橋でもある」と語ります。
自然な呼吸とつながっていくと、呼吸と身体との関わり方が全く変わります。
努力から、深いくつろぎと喜びの中へと手放されることでしょう。