2019/03/17

Day 17:自然な呼吸 〜生に呼吸し、愛を分かち合う21日間〜

タッチする手の写真

今、あなたの呼吸はどんな風ですか?
呼吸の動きに、意識を向けてみましょう。
あなたの、今、この瞬間の、自然な呼吸をただ、見守ります。

ふだん私たちがそのことをすっかり忘れていても、生きている限り、
とまることのない「呼吸」という神秘。

けれど意識してしまうと、最初はむしろ、何が自然なんだか、分からなくなってしまうかもしれませんね。
それでもオッケー。根気よく、呼吸をみてみます。

ブレス法には様々なタイプのものがありますが、
アルーンでは「自然な呼吸を見守る」ということをします。

ブレスタッチの紹介の時、ラサタが語りました。

本当に、これは覚えておいて欲しいんだけど、
大きな呼吸ができたら素晴らしくて、小さな呼吸がダメだということでは決してないからね。

呼吸は、海の波の満ち引きと同じで、瞬間、瞬間、
ある時は大きくなったり、ある時は小さく小刻みになる時もあるし、
そして、誰一人として同じ呼吸の持ち主はいないのね。

だから、誰かのように呼吸しなくていいんです。
そして、大きく呼吸しようと思う必要もない。
大きくしようと思うと、努力がどうしても入り込むのね。

だから、ただ、十全に今、ここにいて、自分の呼吸を見守ってみてください

アルーンでは、タッチやエクササイズを通して、
自分の呼吸に気づき、呼吸に親密になっていきます。

自然な呼吸が育っていくことのできる呼吸の部屋(皮膚、横隔膜、骨格、筋肉、
筋膜、臓器などを含む呼吸が広がる内側の空間)の可能性を助け、気づきで充実させながら。
そして、自然な呼吸とつながる体験を重ねていきます。

昨日はちょうどアルーンの練習会で、胸郭へのタッチをやりました。
肋骨の弾力を感じていく動きのあるタッチ、大胸筋や肋間筋、横隔膜へのディープなタッチ。
自然な呼吸を見守る静かなタッチ。

肋骨の生き生きとした動きを感じることができ、呼吸がどこまでも入ってきます。
こんなにも自由だという驚き!
呼吸をしているだけで満たされ、幸せ。愛おしい、私の呼吸。

「呼吸はどこからやってきて、どこに向かうでしょう。命が、あなたを呼吸しています。」と、ラサタ。

そしてOshoは「息は、あなたと身体との架け橋であるばかりではない。あなたと大宇宙との掛け橋でもある」と語ります。

自然な呼吸とつながっていくと、呼吸と身体との関わり方が全く変わります。
努力から、深いくつろぎと喜びの中へと手放されることでしょう。