2019/03/07

Day 7:チュアカ 〜生に呼吸し、愛を分かち合う21日間〜

アヌブッダの写真

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Day7 : チュアカ by アディプリヤ
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おはようございます。アディプリヤです。
今日はセルフヒーリング「チュアカ」を紹介します。

「チュアカ」は古代モンゴルの戦士達の智慧で、
恐怖や緊張は、身体のさまざまな場所に宿っていると考え、
「チュアカ」でそれらを意識的に解放していくものです。

身体により意識的でいるということは、
身体に隠れている様々な恐怖や痛みを感じる勇気を持つということで、
感じることができて始めて、それらを手放すことが可能になります。
感じて、そして愛を送りながら、触れていきます。

彼らは「カツ」と呼ぶエネルギーを信じていました(ヨガではプラーナ、日本では気と呼ぶ存在です)。
「チュアカ」はこのカツと再び繋がるための試みで、そうすることで
カツは再びエネルギーの自然な流れを妨げている緊張や恐怖を通り抜けて浸透していくのです。

アルーンコンシャスタッチ創始者のアヌブッダは、若い頃バスケットボールの選手で、
大きな怪我をした時にチュアカと出会いその効果に感嘆したと言います。
アルーンコンシャスタッチは、古今東西の多種多様なボディワークの恩恵を取り入れていますが、
「チュアカ」もそのひとつで、トレーニングでもよくシェアされます。

少し時間をとって、手のチュアカを一緒にやってみませんか?

まず左の手と出会っていきましょう。
右の手のひらで、左の手をやさしく受け止めてみます。
例えば小鳥を手に乗せているかのように。大切に。親しみを込めて。
私たちの「左手」です。本当に毎日、よく働いてくれていますね。
毎日おつかれさま。いつも助けてくれてありがとう。感謝を込めて左手を感じ、眺めてみてください。そうして、ゆっくりと優しく撫でていきます。労わるように、慈しむように。手のひら、手の甲、指の一本一本。左手とつながっていきます。

今度は、少し圧をかけて触れていきましょう。
まずは左の手のひらの中心に、右の親指でぐ~っと圧をかけていきます。
どんな感じがしますか?
少し痛みを感じることもあるかもしれません。
心地よいと感じられるところで止めて、感じていきます。
そして、ゆっくりと、挨拶するように、そのまわりを探索してみましょう。

手には「行為への恐怖」が宿っている、とモンゴルの人々は考えました。
「失敗の記憶が蓄えられている。」と。
手の隅々にまで分け入り、そこにあるものを感じ、愛と気づきを届け、解放していきましょう。

アヌブッダはよく
「セラピストである必要はないよ。ガーデナー(庭師)でありなさい。」と言います。
庭師が土を耕すように、あるいは彫刻家のように、手のひらに深くもぐっていきます。

骨と骨の間、骨の上。骨のまわりを掃除するように。たっぷりと時間をかけて。
指の一本一本も触れてみてください。関節を動かしたり、指の骨をたどったり、揺らしてみたり。
手のやわらかさや自由さも感じていきましょう。
爪の周りや、指と指の間、親指の付け根(ヴィーナスの丘)。
指の骨は、手のひらの中でどこまで続いていますか?手は27個もの骨でできています!
だからこんなに繊細に、ありとあらゆる働きができるんですね。
たくさんの骨と出会いましょう。
興味深いポイントに出会ったら、とどまり、探索し、愛を送り、感じていきます。

呼吸していますか?
一生懸命になりすぎて、呼吸をとめないように。
呼吸をして~、自分自身、手以外の全身、
ハラやハートにも気づきを向けながら触れていきます。

充分に触れたら、もう一度、左手をやさしく包み込みます。
最初と何か違いを感じますか?
そこにある左手はどんな存在ですか?

そして、右手と左手をそれぞれ大腿の上に休めてみてください。
呼吸をして、二つの坐骨の上にまっすぐ座って、肩の力を抜いて~。両方の手を感じてみます。
今触れていった左手と、右手に、何か違いを感じますか?
どんな違いでしょう?
左手は今、どんな風ですか?
感覚を、言葉にしてみます。

じっくりと感じたら、今度は右手と出会っていきます。
右手は、左手とは全く違う風かもしれません!
初めて出会う友達に挨拶するように、新鮮な気持ちで、触れてみてくださいね。
そして最後に、右手と左手を両方感じてみることを忘れないでください。

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チュアカは、こんな風にして全身に、自分で触れていくセルフヒーリングです。
昨年スタートしたオンラインの「ARUN ACADEMY」では、
全身のチュアカについてアヌブッダがデモンストレーションをしながら語ってくれています。
そして身体のこと、エネルギーのこと、チャクラのこと、
とっても充実した20時間以上の動画を見ることができます(有料・147ドル)。
英語版ですが、英語が分からなくてもアヌブッダの手の動きを見ているだけでとっても興味深いし、
一緒にやることができますよ。登録はこちらからどうぞ。
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