2020/03/07

Day7 : バウンシング ~生命の輝きに触れる21日間~



こんにちは、アディプリヤです。
今日はアルーンコンシャスタッチのグループでよく紹介されるエクササイズから「バウンシング」を紹介します。
冬の縮こまった身体をのびのびさせていくには最適。
そして免疫力を高めることにも役立ちます!
いつでも、どこでも、とっても簡単にできます。ぜひやってみてくださいね。

足を肩幅くらいに開いて立ちます。膝は緩めます。全身をリラックスさせて、できるだけ楽にゆったりと立ちます。

まずゆっくりと左足に重心を移します(左右どちらから始めてもいいですけどね)。
左足だけに、すっかり体重をのせます。でも右足も床からは離さないで。そして、足の裏から、地球の振動が伝わってくるかのように、上下に揺れ始めます。まあ、自分で揺らすわけですが、まるで足の下から揺らされているような、そんなイメージでやってみてください。

大切なのは、足裏から順々に振動が伝わっていくことです。肩で揺らしたり、腰で揺らしたりするのではなくて。振動は下からやってきます。そして、上半身はできるだけ脱力しています。クンダリーニ瞑想を知っている人は、そんなイメージです。

足裏から起こる振動が、足首に伝わり、ふくらはぎを揺らし、膝に届いて、それから太ももを揺らします。その伝わりを感じてください。股関節に伝わり、骨盤が揺れます。仙骨に伝わって、背骨の骨、一つひとつに順々に伝わって、腰のあたり、胸のあたり、そして首まで伝わり、その上に乗っている頭を揺らします。そして鎖骨を通って、腕の骨に伝わり、腕や手首、手のひらを揺らしていきます。

しばらく揺れたら、揺れながらゆっくりと重心を中心に戻します。真ん中に戻って、二本の脚で揺れていきます。次に、反対側の右足に重心を移していき、今度は右足から揺れていきます。さっき左脚でやったように、足裏から順々に、丁寧に、バウンシングの伝わりを感じます。

そして、自分のペースで、右、左、真ん中~行ったり来たり、揺れを楽しんでみてください。

骨格標本になった気分で。振動は、骨から骨へと伝わっていきます。右脚で揺れる時と、左脚で揺れる時では、感覚が違うかもしれませんね。それにも、気づいています。

「揺れ」の動きは、身体の表面だけでなく、深部にまで届きます。揺れることで、身体の芯から緩んでいくのです。そして私たちの身体の60~65%は水分です(子どもは70%!)。
細胞を満たす水、血液、リンパ液、などなど。「揺れ」の動きはこれらの水にも伝わります。水の質に生き生きとした動きが伝わることで、流れがよくなり 血液の流れや老廃物の排出などもスムーズになっていきます。「揺れ」のちからって、すごいのです。

小刻みなやわらかい揺れ、ゆっさゆっさと大きな揺れ、いろいろ試します。どんな揺れがどこに、どんな風に伝わってくるでしょう?
ちょっとした重心の位置、足裏のつま先に近い側に乗っている時と、かかと寄りに乗っている時では、揺れ方も変わります。できるだけ足の骨の真下、かかとの真ん中あたりから揺れていくと、揺れが伝わってきやすいかもしれません。そしてちょっとした頭の位置。少し顎を引いてみると、頭の揺れはどうなりますか?
自分の普段の姿勢の癖にも気づくかもしれません。

最初は、ここを揺らしたい~といったねらいは持たないで、シンプルに、淡々と、揺れていきます。足からやってくる、自然な揺れの伝わりを観察してみます。そして、呼吸を止めないで。
呼吸をして、吐く息とともに、からだの色んな場所を脱力させていきます。慣れてきたら、身体のいろんな場所や、内臓など、どこかを意識して、そこに届いてくる揺れを感じてみるのも興味深いです。

そして、十分に揺れを楽しんだら、ゆっくりと揺れを小さくしていき、そして静止します。
すぐに次の動きを始めることはしないで。
今の身体を内側から感じます。
揺れの影響を、観ていきます。

外側の揺れがとまっても、身体の中ではまだ動きが続いています。
そして、それが少しずつ変化していく様子に気づいています。今、からだはどんな感じですか?
軽いですか、自由でしょうか? 呼吸は? 気分はどうですか?

美しい揺れの動きの余韻とともに、今日の一日をどうぞ楽しんでください。

Love アディプリヤ