2020/03/04

Day4 : 心配との付き合い方 ~生命の輝きに触れる21日間~



こんにちは、アディプリヤです。

今日は、昨日ご提案した【内側を観る】ことを、「脳」でやってみませんか? これはとっても興味深い実験です。
私たちは、自分のアタマ(脳)の使い方を選ぶことができるのです。

あなたは今、何か「心配」を持っていますか?
「心配」があるなら、今、あえて、それを思い出し、意識してみます。もし、何もないなら、しばらくの間、本当に何かを心配するふりをしてみてくださいね。健康のこと、コロナちゃんのこと!、恋人のこと、家族、仕事、なんでもいいです。

あなたが心配している時、脳のどの部分が一番活動しているでしょう?
観察してみてください。

私たちが「何か答えを出そうとしている」とき、「前頭骨(おでこのところ)」のすぐ後ろの前頭部が最も活発になります。本当に心配している時は、眉間に皺が寄ったりしますね。前頭部が働きすぎると、私たちは緊張します。呼吸さえ変化します。

では実験です。
眼を閉じて、あなたの頭に波長を合わせます。しばらくしたら、前頭部の活動に気づいてみてください。「心配」のあるところです。それと戦うのではなく、ただその思考や感情を観察しましょう。窮屈さ、真面目さ、悲観的な考え、悲しみ、怒り。そこに呼吸を入れます。

こんどは、今、頭のなかにある心配はそのままに、意識的に、後頭部に移ってみます。後頭部に意識を移し、脳の後ろの部分を感じ始めます。後頭部に手を当てたり、ちょっと引っ掻いてみたりしてもいいですね。呼吸を続けます。そして、あなたが脳の後ろの部分にいると感じたなら、その部分をより、生き生きとさせたり、振動させたり、少し拡がっていくことをイメージします。

リラックスして、エネルギーに満ちているのを感じます。考えることや、感じることを、脳の後ろ側に根付かせていきます。
今、あなたの「心配」はどんな風でしょう?

脳の後部は、リラックスや瞑想のための鍵を持っています。
もし私たちが脳の後ろの部分を使っていくことを学んだら、多くの問題や心配は消えていくかもしれません。

それでは、再び、前頭部にあなたの気づきを戻してみます。その違いを感じてみてください。そして、前頭部と後頭部を行ったり来たりして、どんな風に感じるか、試してみてください。
これを続けると、前頭部もよりリラックスさせられるようになるでしょう。
心配しているときでさえ、よりリラックスしていくことも可能なわけです。

今度はこれを、眼を開いて試してみます。
前頭部に意識を置いたまま、周りをみてみます(これはほとんどの人が通常やっている見方だそうです)。 今度は、後頭部とつながって、見てみます。
何か違っていますか?

アヌブッダの経験によると、後頭部からのビジョンは、許容、愛、開放といった感情とより密接に関係していて、前頭部からのビジョンは、より批判的で疑い深く、深刻、という違いがあるとか。あなたは、どんな違いを感じますか?

脳や眼を、意識的に使っていくこともできるというわけです!
心配との付き合い方も変わっていきそうな気がしませんか?
今日は、なるべく脳の後ろ側に意識をおきながら過ごしてみるというのも興味深いですね。
どんな1日になるでしょう?


Love アディプリヤ