2020/03/14

Day14 : 肺に愛と意識の光を ~生命の輝きに触れる21日間~



こんにちは、ラサタです。
今日は私たちの胸郭、肺、横隔膜に愛と気づきを満たす呼吸の瞑想を紹介します。

今世界中に脅威を与えている新型コロナウィルス、
きっと心配や不安、ストレスを抱えている方も多いと思います。
けれども、ウィルスが怖いからと言って、息をひそめ部屋に閉じこもってテレビやインターネットばかり見ていたら、ウィルスに対抗する身体の力を十分発揮することができません。
身体を伸ばし、私たちのエネルギーフィールドを生命力で輝かせましょう。
窓を開けて呼吸をしましょう。身体を動かしましょう。
生き生きとした身体で今ここに戻ってくるのです。

呼吸器系(肺)と消化器系(腸)を整えると、身体の抵抗力、自然治癒力がアップすると言われています。
私も体験から本当にそうだと実感するし、アルーンのコースでは、まさにタッチを通してこれをやっているわけです。 
今日は呼吸器系に気づきを向けます。後日、消化器系をやりますね。

私たちの生命を維持してくれているこの呼吸という働き。
一日に2万回以上している呼吸ですが、ほとんどの場合身体に任せっきりで、本当には意識を向けることがありません。
気がつくと、私たち現代人はとても浅い呼吸をしています。

呼吸は外側の状況や私たちの内側の感情やエネルギーにただちに影響されます。
危険を感じたり不安やストレスの状況があると、それに身構えすぐ対応できるように呼吸は浅く短くなります。
自律神経の交感神経が刺激されアドレナリンが分泌されてお腹や横隔膜の筋肉がぎゅっと硬くなり消化が抑制され胸上部だけの呼吸になります。 
そしてその状況が過ぎ去れば、呼吸は解放され、筋肉は緩んでお腹で呼吸するようになり消化の働きも戻ります。副交感神経が働きリラックスします。
人間の身体は本当に賢くできていますね。
ところが、自然からかけ離れた生活をしている現代人は慢性的にストレスにさらされ浅い呼吸が固定化されて、自律神経のバランスが乱れ不安定になりやすくなっています。

また怒りや悲しみの感情や本当の気持ちを抑えていると、それを感じないようにするために呼吸が無意識のうちに制限されて浅くなります。
肺は悲しみや憂いの臓器とも言われますが、流されなかった涙が肺にエネルギーとして溜まるのかもしれませんね。

よい知らせは、意識が呼吸に触れて呼吸を整えることができること!

深呼吸はとてもよいし、ダイナミック瞑想や呼吸法も素晴らしいです。

でもここでは、アナーシャがシェアしているアルーンのエッセンス、ブレスオブメディテーション(瞑想としての呼吸)でより深く「観ること」を通して呼吸の無意識の領域に意識の光を当てます。
意思の力ではない呼吸の不随意の生命力にスペースを与え、本来の呼吸が持つ力とつながっていきます。

「呼吸が入って来るにまかせて、呼吸が出ていくにまかせて、そして次の呼吸がひとりでに入ってくるのを待ちましょう。」

これはアナーシャの呼吸のマントラです。
ここでも、このように繰り返し呼吸を観ていきましょう。


では大地にしっかりとグラウンディングして立つか座るかします。
背骨が天に向かってすっと自然に垂直になるように。呼吸は鼻で行います。
まず、しばらく今の自然な呼吸を見守ります。呼吸はこの瞬間に起こっているのです。


意志の力で吸い込むのではなく、自然に息が内側を満たして身体の壁が押し広げられていくのを見守ります。
そして、吐くときは、急がずに今ここにいて息が吐き終わるまでリラックスして見守ります。
ひとつひとつの呼吸はサイレンス、無へと還り、そこから全く新しいひとつの呼吸が生まれてきます。

何かフィーリングや感覚、感情がやってきたら、来ては去るのをただ許していきます。
涙が流れるなら、ただ流れるにまかせてください。
両方の肺のそれぞれの場所が呼吸で満たされ十分知覚して味わったなら次に進みます。


1. 肺の前面、胸部、胸郭の前面の内側
2. 肺の背面、背中、背骨、胸郭の背面の内側
3. 肺の外側の面、脇、両サイドの肋骨。
4. 肺の上部、胸郭口、鎖骨、肩、首
5. 肺の下部、横隔膜、お腹
6. 胸の中心から全ての方向に広がり、吐く息で中心に戻る

最後はサイレンスで余韻を感じてくつろぎます。

今、あなたの胸の内側、肺、横隔膜、背中、肋骨にどんな気づきがありますか? 呼吸がより身近に感じられますか? 
あなたのハートは今どんな感じでしょうか?
何か質問があったらいつでもしてください。

呼吸とつながり、生命エネルギーとつながって自分の身体を信頼しましょう。
そして「今ここにいて目覚めている」こと。
それが何よりも一番免疫力を支えます。
今日も良い一日を過ごしてください! 

LOVE ラサタ