2020/03/18

Day18 : 意識的な注目、そしてハッピーバースデー! ~生命の輝きに触れる21日間~



こんにちは、アディプリヤです。
今日は「注目」ということについての、アルーンの捉え方を紹介してみますね。
ハッピーバースデー(?!)については後ほど(笑)。

誰かの身体に触れる、タッチをしていくという場面で、私たちは、ありとあらゆるものに出会います。
身体はとっても複雑で、広大で、奥深い、愛すべきワンダーランド。
物質でもあるし、電磁エネルギーフィールドでもあり、そして生きていて、豊かで、変化します。

でも、現代に生きる人々の多くは、忙しすぎる生活、頭に偏りがちな暮らしを送っていて、身体に沢山の緊張を抱えています。
また、Day13に紹介した「チュアカ」でも触れたように、身体にはこれまでの人生を通して蓄積してきた恐れや緊張もまた、隠れていることがあります。

なので、お身体に触れていく時、最初に目につきやすいのは、コリとかハリ、硬さといった質だったりしがちです。
「お客さんコッてますね~!」巷のマッサージ屋さんでよく聞くフレーズですね。

ある時、アルーンコンシャスタッチのワークショップでタッチの交換が始まり、どこからか「硬いですね~~!」という声が聞こえてきました。
疲れて大変そうですね、楽になって欲しいなというやさしい気持ちからだったと思います。

けれど、そこに講師ラサタの声が明るく響きました。
「硬いですね~って触れるのはやめてみましょうか~♪」

そして続きます。
「注目にはチカラがあります。私達が注目すると、それは活性化するんですね。
硬いな~ほぐれないかな~って触れていると、もっと硬くなっちゃうんですよ~。」

硬いな~と注目すれば、硬さがちからを持つし、ネガティブなフィーリングに注目すれば、それが活性化する。
それよりも、そこにある生き生きとした動き、やわらかさ、自由さ、明るさ、それと出会い、つながり、注目し、ともにいる。
そんな風にタッチしていくことは可能です。といったことを、ラサタは丁寧に語ってくれました。

「だから、私達は何に注目するか、に意識的でいたいのです」
ラサタの言葉が、まっすぐに届いてきます。

ネガティブなものというのは強烈です。それは引きつけます。
世間でのタッチ、世間での暮らしはその連続かもしれません。
それを無視するのではなく、でもチカラを与えない。
そして、どんなときにもひっそりと必ずある明るさと繋がっていく。こつこつと、楽しく、踊りながら。
アルーンはこうしたことをタッチを通して繰り返し、レッスンしていく場です。

話はぐっと遡りますが、アルーンコンシャスタッチの創始者のひとりアヌブッダは、 インドの神秘家Oshoがボディにいた時期、彼をケアする役割を担い、150回以上のセッションの時間をOshoとともに過ごしました。
そこでの体験、Oshoと交わされた会話が、アルーンコンシャスタッチの礎となっています。

当時Oshoは肉体にダメージを負っており、その回復のために先進的な技術を積極的に試すことも楽しんでいたそうです。
ある時「調和のとれた波動を増幅し、調和のとれていない波動を反転させて増幅させる」
という機器を使った実験にアヌブッダが関わっていて、こんな会話が交わされたのだそう。

「すべてのエネルギーが電磁的であるなら、そこには人間の手も含まれることになります……。
では、もし私たちが邪魔をすることなくいっさいのゴールを持たずに、タッチしている肉体に耳を傾けることができたら、それは私たちがタッチでもできることではないでしょうか? 

私たちが調和から外れたエネルギーを感じて、それを変えようとすることなくそこにその人の意識をもっと導くことで、なんらかのかたちで中和しつつ、調和のとれたエネルギーだけにエネルギーを与えることもできるのではないでしょうか?」

Oshoはこのアイデアをおおいに気にいり、彼はアヌブッダが『正しい道』の上にいる、そして、その方向に進み続けるべきだと語ったのだそうです。

それは実は1988年3月18日。32年前の今日!のこと。
アヌブッダは今日のこの日を、アルーンコンシャスタッチの非公式な誕生日として大切にしています。
今日は、ハッピーバースディARUN♪という嬉しい日なのです。
一緒にお祝いしていただけますか?

アルーンコンシャスタッチでは、ネガティブなエネルギーにことさら注目することをしません。
無視をするわけでもありません。
それに出会ったなら、ただ気づいて、感じて、ハートからの愛でジャッジすることなく、ともにいます。
私たちがそこにフラットな意識を向けることは、面白いことに、タッチを受け取っているパートナーの意識がそこに向かっていくのも助けるのです。
そして、そこにあるネガティブなエネルギーへの私たちの態度、それをジャッジしたり、変えようとしたりしない姿勢は、同じように、パートナーが自分の内側にあるその存在を許し、ただ見守ることを勇気付けます。
そうして、意識の光でただ照らされることで、それは準備ができていれば消えていく、そう考えます。
そして、ポジティブなエネルギーとも繋がり、注目していくことで、エネルギーを与えていくのです。
これは、アルーンコンシャスタッチの核となるエッセンスです。

私たちは、ありとあらゆるものに囲まれています。
インターネットやテレビなどを通して流れてくる情報、店頭に溢れる商品、そして人々。
それらの何に注目するか、何に注目のエネルギーを与えていくかで、私達にとっての世界は変わっていきます。
まさに今、必要なことではないでしょうか。
今日は、「注目するものに意識的でいる」という実験をしてみませんか?

Love アディプリヤ