自分のおなか好きですか?
外からどう見えるかや、不調の時におなかを意識することはあっても、
おなかを内側から観ることはあまり無いかもしれないですね。
おなかは消化。吸収、排泄、分解と解毒、
内分泌線のホルモン調整、免疫系、神経ネットワークなど、
私たちの生命の営みに全力を尽くして働いている重要な内臓器官のある場所。
食べ物や肉体的な働きだけでなく、受けとめきれない感情も心理も体験やストレスも、
それぞれの臓器が引き受けてくれているのです。
日本は本来、腹の文化なので、腹を使った言葉は数えきれません。
腹を割って話す、腹を探る、腹を決める、腹が据わる、、。
腹は、本心、本質がある場所、私たちの存在の中心です。
自分のおなかにやさしく触れてみましょう。
おなかに呼吸が入ってくるように。
ちょうど暗い部屋の窓を開け、春の光と風が部屋の中に入ってくるように。
あなたの手がお腹に触れているのを感じて、その手の温かさがお腹の中に浸透していくように。
私たちの手は、触れている表面からずっと奥を感じることができますから。
あなたの愛と意識でおなかを優しく包み込みます。
それからあなたの意識を少しシフトして、今度はおなかが、あなたの手に触れてくるのを感じます。
おなかの柔らかさ、温かさ、その存在感を手に受け取ります。
呼吸が入る度ごとに、手の中におなかが広がり、
吐く息の度ごとに、おなかが中心に戻っていくのが感じられますか?
そしてあなたの手とお腹がダンスするように優しくお腹全体をマッサージして触れます。
おなかが、日々どれだけの働きを自分のためにしてくれているでしょうか?
もっと親しくなりたい臓器を一つ選んで、そこに手を置いて呼吸していきましょう。
胃でも、肝臓、小腸でも、、。
話しかけ、耳を澄ませ、言葉でも言葉なしでも、対話し共鳴しあう時を持ちます。
そしてお腹をつけてうつ伏せに横になります。
大地とおなかをくっつけて自然な呼吸とともに身をゆだねて。
おなかはお母さんのおなかの中でへその緒で繋がっていた場所。
生命の源泉です。
そして今、自分自身の愛と光でおなかを満たしていきましょう。
大地と、存在と繋がっていて守られていることを思い出して。。
くつろいだおなかと共に、満たされた一日をお過ごしください。
愛を込めて、 ラサタ